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高校の卒業式が終わっても、俺はまだ答えが出ないでいた・・・。
「宗・・・、今、大丈夫?」
夜ご飯が終わり部屋にいると、大学も春休みに入ったねーちゃんが、ノックをしてきた。
「ねーちゃん・・・わ~お・・・」
恐る恐る部屋に入ってきたねーちゃんの姿を見て、俺は驚いた。
可愛い系の服よりもシンプルで綺麗目な服の方が、ねーちゃんの良さが引き立つ。
前に何度かアドバイスしていて、ねーちゃんは自分に似合う服をよく着ているけど・・・
「デートなんだ?」
「デートじゃないの!
高校のバスケ部のOG会が今度あって、これ・・・似合わないよね?」
白のフワッフワのワンピース姿のねーちゃんが、俺の部屋の全身鏡の前でクルクルと回りながら聞いてくる。
「可愛いくなるためにした格好なら、それは可愛い格好だよ!」
いつか、夏生が言ってくれた言葉を思い出す。
今日は特に夏生のことをよく思い出す・・・。
「似合うか、似合わないかで言ったら・・・似合わないよね?」
「ねーちゃんに似合う格好は、他にもあるな~とは思うけど。」
「そうだよね・・・。
今度愛実に選んでもらおうかな・・・。」
「愛実さんセンス良いよ、この前の服も凄い似合ってたし。
ねーちゃんより、ねーちゃんの良さを凄い知ってる!」
俺の返事を聞き、ねーちゃんは納得したのか部屋に戻って行った。
ねーちゃんが戻った後、服でいっぱいのクローゼットを漁る。
「ねーちゃん!これはねーちゃんに似合うよ!」
ねーちゃんも似合う、可愛い服を持ってねーちゃんの部屋に入る。
すると、ねーちゃんは脱いだ白いワンピースを手に持って、悲しそうに座っていた。
「宗・・・、今、大丈夫?」
夜ご飯が終わり部屋にいると、大学も春休みに入ったねーちゃんが、ノックをしてきた。
「ねーちゃん・・・わ~お・・・」
恐る恐る部屋に入ってきたねーちゃんの姿を見て、俺は驚いた。
可愛い系の服よりもシンプルで綺麗目な服の方が、ねーちゃんの良さが引き立つ。
前に何度かアドバイスしていて、ねーちゃんは自分に似合う服をよく着ているけど・・・
「デートなんだ?」
「デートじゃないの!
高校のバスケ部のOG会が今度あって、これ・・・似合わないよね?」
白のフワッフワのワンピース姿のねーちゃんが、俺の部屋の全身鏡の前でクルクルと回りながら聞いてくる。
「可愛いくなるためにした格好なら、それは可愛い格好だよ!」
いつか、夏生が言ってくれた言葉を思い出す。
今日は特に夏生のことをよく思い出す・・・。
「似合うか、似合わないかで言ったら・・・似合わないよね?」
「ねーちゃんに似合う格好は、他にもあるな~とは思うけど。」
「そうだよね・・・。
今度愛実に選んでもらおうかな・・・。」
「愛実さんセンス良いよ、この前の服も凄い似合ってたし。
ねーちゃんより、ねーちゃんの良さを凄い知ってる!」
俺の返事を聞き、ねーちゃんは納得したのか部屋に戻って行った。
ねーちゃんが戻った後、服でいっぱいのクローゼットを漁る。
「ねーちゃん!これはねーちゃんに似合うよ!」
ねーちゃんも似合う、可愛い服を持ってねーちゃんの部屋に入る。
すると、ねーちゃんは脱いだ白いワンピースを手に持って、悲しそうに座っていた。
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