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クラスでも目立つ大輝達の言動により、他の男子達からは話しかけられることはなかった。
俺が話し掛けても目も合わせず、サラッと返事をしてそそくさと去って行った。
その代わり・・・
大輝達がクラスからいなくなると、女子達に囲まれるようにもなった。
時には、別のクラスの女子にまで。
大輝達がクラスに戻るとその光景を見られてしまい、また「宗ちゃん」と言われる悪循環になっていた。
「宗君、宗君のお姉さんって、3年の友里先輩なんでしょ?
すっっごい可愛いよね~!!」
「ね~!!宗君と並んだら、美人姉妹みたいなんだろうな~!!」
ねーちゃんのことで女子達が騒いでいる時、またタイミング悪く大輝達が帰って来た。
「宗ちゃんのおねーちゃんは、男漁りばっかりしてるらしいじゃん!」
「おっぱいも大きいしさ、俺も相手してくれねーかなー!!!」
ねーちゃんの話にもなり、また大輝達が下品に笑った。
中学に入って知ったが、どうやらねーちゃんは男子から相当恨まれているらしい。
あんなに男慣れしてないねーちゃんが、魔性の女みたいな噂になっている。
女友達はかなり多いから知らなかった。
あんなに可愛い顔と、目立ちすぎるくらい良い身体と、性別も女で・・・。
そんな恵まれた条件で、全く使いこなせていないねーちゃんに、苛立ちを覚える。
大輝達が教室に戻り、急いで俺から離れた女子達をチラリと見る。
そして、その制服姿に苛立ちを覚える。
俺なら、もっと着こなせるのに・・・
俺なら、もっと、可愛くなれるのに・・・。
俺が話し掛けても目も合わせず、サラッと返事をしてそそくさと去って行った。
その代わり・・・
大輝達がクラスからいなくなると、女子達に囲まれるようにもなった。
時には、別のクラスの女子にまで。
大輝達がクラスに戻るとその光景を見られてしまい、また「宗ちゃん」と言われる悪循環になっていた。
「宗君、宗君のお姉さんって、3年の友里先輩なんでしょ?
すっっごい可愛いよね~!!」
「ね~!!宗君と並んだら、美人姉妹みたいなんだろうな~!!」
ねーちゃんのことで女子達が騒いでいる時、またタイミング悪く大輝達が帰って来た。
「宗ちゃんのおねーちゃんは、男漁りばっかりしてるらしいじゃん!」
「おっぱいも大きいしさ、俺も相手してくれねーかなー!!!」
ねーちゃんの話にもなり、また大輝達が下品に笑った。
中学に入って知ったが、どうやらねーちゃんは男子から相当恨まれているらしい。
あんなに男慣れしてないねーちゃんが、魔性の女みたいな噂になっている。
女友達はかなり多いから知らなかった。
あんなに可愛い顔と、目立ちすぎるくらい良い身体と、性別も女で・・・。
そんな恵まれた条件で、全く使いこなせていないねーちゃんに、苛立ちを覚える。
大輝達が教室に戻り、急いで俺から離れた女子達をチラリと見る。
そして、その制服姿に苛立ちを覚える。
俺なら、もっと着こなせるのに・・・
俺なら、もっと、可愛くなれるのに・・・。
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