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それからは、穏やかな日が続いた。
大学の男子からも、特に必要以上に絡まれなくなった。
女の子の友達とはこれまで以上に仲良くなり、美容などの情報交換もするように。
桃花からは、
「友里ちゃんの弟君って、“shu-”なんだね?」
と、何やら楽しそうに笑っているだけで、その後特に聞かれず、合コンに誘われることもなくなった。
そして・・・
「夏生、おはよう。」
「おはよう、シュー。」
リビングのキッチンにいるシューと、唇が触れるだけの優しいキスをする。
合コンに迎えに来てもらった日。
意識が朦朧とする中、幸せな夢を見た。
そして朝起きた時、シューのベッドで、シューに腕枕をされていた。
驚く私に、シューは「おはよう。」と言って触れるだけの優しいキスをしてくれた。
お互い洋服も着ていたし、それ以上のことは勿論ないと思う。
それでも、誰よりも可愛い顔で笑うシューと、
毎日一緒に過ごし、たまに外に遊びに行って、夜はマッサージをしてもらい、毎日何回か触れるだけのキスをする。
それだけで、私の心は満たされている。
テレビの中のシューが、誰よりも可愛い顔で、また男の人と手を繋ぎはしゃぐ。
チクリ、と胸の痛みはやっぱりあるけど・・・
「夏生~!俺がいる時は、俺のテレビ見ないでって~!!」
恥ずかしそうに怒るシューが、私の手に持つリモコンの電源ボタンを消す。
そして、そのまま唇を優しく重ねてくれる。
大学の男子からも、特に必要以上に絡まれなくなった。
女の子の友達とはこれまで以上に仲良くなり、美容などの情報交換もするように。
桃花からは、
「友里ちゃんの弟君って、“shu-”なんだね?」
と、何やら楽しそうに笑っているだけで、その後特に聞かれず、合コンに誘われることもなくなった。
そして・・・
「夏生、おはよう。」
「おはよう、シュー。」
リビングのキッチンにいるシューと、唇が触れるだけの優しいキスをする。
合コンに迎えに来てもらった日。
意識が朦朧とする中、幸せな夢を見た。
そして朝起きた時、シューのベッドで、シューに腕枕をされていた。
驚く私に、シューは「おはよう。」と言って触れるだけの優しいキスをしてくれた。
お互い洋服も着ていたし、それ以上のことは勿論ないと思う。
それでも、誰よりも可愛い顔で笑うシューと、
毎日一緒に過ごし、たまに外に遊びに行って、夜はマッサージをしてもらい、毎日何回か触れるだけのキスをする。
それだけで、私の心は満たされている。
テレビの中のシューが、誰よりも可愛い顔で、また男の人と手を繋ぎはしゃぐ。
チクリ、と胸の痛みはやっぱりあるけど・・・
「夏生~!俺がいる時は、俺のテレビ見ないでって~!!」
恥ずかしそうに怒るシューが、私の手に持つリモコンの電源ボタンを消す。
そして、そのまま唇を優しく重ねてくれる。
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