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中学3年 卒業式間近の春
「あ!お帰り~!!」
日曜日。
いつものように、シューが私の部屋でベッドを占領しながら、私に「お帰り」と言う。
「ただいまー。
今日の練習、結構キツかったー!!!」
まだ高校には入学していないけど、バスケ部の強豪校ということもあり、今の時期からほとんどの新入生の部員は練習に参加している。
エナメルバッグを床に置き、練習着から部屋着に着替える。
まあ、練習着と一見変わらないようなTシャツにダボッとしたハーフパンツなんだけど。
「俺がいるのに着替えるなって!
しかも、ちゃんとブラジャーしときなよ!」
と、少し顔を赤くしながら、私に言ってくる。
「だから、ちゃんと背中向けて着替えてるじゃん?」
「そういう問題じゃないから!」
こんな男みたいな私の、男みたいな身体を見せたって、私は何とも思わない。
そこで、気付く。
「あ!シューが見たくないってことね!
ごめんごめん!!
でもわざわざ別の部屋行くの面倒だし、シューが我慢してね!!」
笑いながら言う私に、シューは驚いた後に「もういいよ」と諦めていた。
「あ!お帰り~!!」
日曜日。
いつものように、シューが私の部屋でベッドを占領しながら、私に「お帰り」と言う。
「ただいまー。
今日の練習、結構キツかったー!!!」
まだ高校には入学していないけど、バスケ部の強豪校ということもあり、今の時期からほとんどの新入生の部員は練習に参加している。
エナメルバッグを床に置き、練習着から部屋着に着替える。
まあ、練習着と一見変わらないようなTシャツにダボッとしたハーフパンツなんだけど。
「俺がいるのに着替えるなって!
しかも、ちゃんとブラジャーしときなよ!」
と、少し顔を赤くしながら、私に言ってくる。
「だから、ちゃんと背中向けて着替えてるじゃん?」
「そういう問題じゃないから!」
こんな男みたいな私の、男みたいな身体を見せたって、私は何とも思わない。
そこで、気付く。
「あ!シューが見たくないってことね!
ごめんごめん!!
でもわざわざ別の部屋行くの面倒だし、シューが我慢してね!!」
笑いながら言う私に、シューは驚いた後に「もういいよ」と諦めていた。
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