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「そうだったんだ、そっか・・・そっか・・・」
シューが、私に重ねていた手を、私が握っていた手を、ゆっくりと引っ込めた。
「どんな人?」
「大学の1歳上で、男子バスケ部のキャプテンだった人・・・」
私はスマホから、雛壇で無理矢理撮られた写真を選ぶ。
写真の中では、先輩とお嫁さんの間に立って、私の肩に先輩の手が回っている。
その写真を、シューに見せる。
シューはその写真を見て、目を見開き固まった。
「これ・・・?」
「え?」
小さな声で呟いたシューに、私はよく聞き取れない。
「この男の人が、夏生の好きな人なの・・・?」
誰よりも可愛いシューの顔が、少し歪んでいる。
そんな顔を見るのは初めてで戸惑う。
私が小さく頷くと、シューはその写真を食い入るように見ていた。
シューが、私に重ねていた手を、私が握っていた手を、ゆっくりと引っ込めた。
「どんな人?」
「大学の1歳上で、男子バスケ部のキャプテンだった人・・・」
私はスマホから、雛壇で無理矢理撮られた写真を選ぶ。
写真の中では、先輩とお嫁さんの間に立って、私の肩に先輩の手が回っている。
その写真を、シューに見せる。
シューはその写真を見て、目を見開き固まった。
「これ・・・?」
「え?」
小さな声で呟いたシューに、私はよく聞き取れない。
「この男の人が、夏生の好きな人なの・・・?」
誰よりも可愛いシューの顔が、少し歪んでいる。
そんな顔を見るのは初めてで戸惑う。
私が小さく頷くと、シューはその写真を食い入るように見ていた。
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