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シューは驚きながらも、私の大きな背中をポンポンと優しく叩いてくれる。
「どうしたの?とりあえず、家入りなよ?」
私は頷き、3日に1度は来ているシューの家に入った。
「はい、ど~ぞ!」
シューが飲み物を出してくれる。
一口飲むと、いつも通りの常温の水だった。
「ビール飲みたい・・・」
「すごいお酒の匂いしてるよ?
今日はもう我慢しようね?」
そんな可愛い台詞を言われて、私は素直に従う。
シューはソファーに座る私の横に座った。
「今日は結婚式に出席だったもんね?
だから可愛い格好してるのか。」
と、誰よりも可愛い顔で、私に笑いかける。
「可愛くなんてないよ!!」
大きな声で否定した私に、シューは驚いた顔をした。
でも、すぐに・・・・
「可愛い格好だよ。」
震えながら握り締める私の大きな手の上に、シューの真っ白で細い手が重なった。
「可愛くなるためにした格好なら、それは可愛い格好だよ。
それに・・・」
シューはわたしに重ねた手を、キュッと可愛い力で握ってくれた。
「夏生は可愛いよ?」
そんなバカみないなことを言ってくれる。
「夏生が、1番可愛い。」
誰よりも可愛い顔で、シューはいつも、そう言ってくれる。
「どうしたの?とりあえず、家入りなよ?」
私は頷き、3日に1度は来ているシューの家に入った。
「はい、ど~ぞ!」
シューが飲み物を出してくれる。
一口飲むと、いつも通りの常温の水だった。
「ビール飲みたい・・・」
「すごいお酒の匂いしてるよ?
今日はもう我慢しようね?」
そんな可愛い台詞を言われて、私は素直に従う。
シューはソファーに座る私の横に座った。
「今日は結婚式に出席だったもんね?
だから可愛い格好してるのか。」
と、誰よりも可愛い顔で、私に笑いかける。
「可愛くなんてないよ!!」
大きな声で否定した私に、シューは驚いた顔をした。
でも、すぐに・・・・
「可愛い格好だよ。」
震えながら握り締める私の大きな手の上に、シューの真っ白で細い手が重なった。
「可愛くなるためにした格好なら、それは可愛い格好だよ。
それに・・・」
シューはわたしに重ねた手を、キュッと可愛い力で握ってくれた。
「夏生は可愛いよ?」
そんなバカみないなことを言ってくれる。
「夏生が、1番可愛い。」
誰よりも可愛い顔で、シューはいつも、そう言ってくれる。
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