【完】好き好き大好きの嘘

Bu-cha

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翔子のその言葉には固まった。
翔子とデートをする度によく話に出ていた男だったから。



翔子がいつも楽しそうに話す“後輩”。
仕事も出来て優しくて穏やかで楽しい“後輩”。
翔子が言う“後輩”はこの男だけだった。
それ以外の後輩のことは名字で呼び捨てで、この“後輩”だけは名前を出すことはなかった。



それを聞いていていつも思っていた。
一応彼氏である俺にめちゃくちゃ気を張っていると。



翔子はその“後輩”のことが好きなんだろうなと思っていた。
でも結子の為に俺と別れるわけにはいかないので、翔子なりにめちゃくちゃ俺に気を張っていて、そして自分の気持ちにも気を張っているのだと。



そして、“後輩”の話は翔子になった結子もよくしていた。
翔子になって永家不動産で月に3度は働いていた結子。
そいつを結子も教育していたはずで。



毎年複数人の新卒の教育を翔子が担当しているのに、あの年はたった1人の新卒だった。
それだけ永家不動産の社長が期待をした新卒の男だと分かった。



だからそれには死ぬほど不安になっていて。
結子もそいつに会うのかと思うと死ぬほど不安になった。



そして翔子になり俺とデートをする度に出てくる“後輩”の話。



その向こう側には俺の“ゆきのうえ商店街”が広がっていることにいつも死ぬほどホッとしながら翔子になっている結子と並んで歩いていた。



“後輩”のことが好きなのは結子ではなく翔子なのだと自分に言い聞かせながら。



それを思い出しながら俺は翔子に聞いた。



「お前のお気に入りの“後輩”だろ?
結子と結婚していいのかよ?」
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