331 / 395
23
23-1
しおりを挟む
翔子にも言ったことはない“誕生日おめでとう”の言葉。
それを結子に伝えた。
そして最悪な誕生日になったであろう結子に更に続ける。
「プレゼントを準備してるから明日渡すよ。
早めに出勤出来る?」
「私に・・・?何で?」
今日で別れる予定だった翔子にも1度も渡さなかった誕生日プレゼント。
それを俺は結子にだけ初めて準備をした。
「結婚祝いにと思って準備してたから。
だから誕生日プレゼントとして受け取ってよ。」
そんな灰色の言葉を伝えると結子は少し無言になってから・・・
「誕生日プレゼントなら貰えないよ。
気持ちだけ貰っておくね・・・。
私、結婚出来なくてごめんね?
プレゼント無駄になっちゃうよね、お金はちゃんと返すから。
何を準備してくれてたんだろう?」
その言葉に思わず胸を強く抑えた。
死ぬほど苦しくなってきて、少し多めに空気を吸う。
「リップ1本だけだから、受け取ってよ。
それに俺が買ったわけじゃないから。
駿が企画して初めて形になった爆売れして入手困難なリップ。
それを駿が記念にってくれたから、それをプレゼントするだけだから。」
本当のことを伝えると結子はまた少しだけ無言になった。
そんな結子に続ける。
「使わなくてもいいから、持ってるだけで、見てるだけでもいいから。
結子に準備した物だから結子に貰って欲しい。
真っ赤なリップで結子にはあんまり合わない色だろうから、持って見てるだけでもいいから。」
それを結子に伝えた。
そして最悪な誕生日になったであろう結子に更に続ける。
「プレゼントを準備してるから明日渡すよ。
早めに出勤出来る?」
「私に・・・?何で?」
今日で別れる予定だった翔子にも1度も渡さなかった誕生日プレゼント。
それを俺は結子にだけ初めて準備をした。
「結婚祝いにと思って準備してたから。
だから誕生日プレゼントとして受け取ってよ。」
そんな灰色の言葉を伝えると結子は少し無言になってから・・・
「誕生日プレゼントなら貰えないよ。
気持ちだけ貰っておくね・・・。
私、結婚出来なくてごめんね?
プレゼント無駄になっちゃうよね、お金はちゃんと返すから。
何を準備してくれてたんだろう?」
その言葉に思わず胸を強く抑えた。
死ぬほど苦しくなってきて、少し多めに空気を吸う。
「リップ1本だけだから、受け取ってよ。
それに俺が買ったわけじゃないから。
駿が企画して初めて形になった爆売れして入手困難なリップ。
それを駿が記念にってくれたから、それをプレゼントするだけだから。」
本当のことを伝えると結子はまた少しだけ無言になった。
そんな結子に続ける。
「使わなくてもいいから、持ってるだけで、見てるだけでもいいから。
結子に準備した物だから結子に貰って欲しい。
真っ赤なリップで結子にはあんまり合わない色だろうから、持って見てるだけでもいいから。」
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
ねえ、私の本性を暴いてよ♡ オナニークラブで働く女子大生
花野りら
恋愛
オナニークラブとは、個室で男性客のオナニーを見てあげたり手コキする風俗店のひとつ。
女子大生がエッチなアルバイトをしているという背徳感!
イケナイことをしている羞恥プレイからの過激なセックスシーンは必読♡
【R18 大人女性向け】会社の飲み会帰りに年下イケメンにお持ち帰りされちゃいました
utsugi
恋愛
職場のイケメン後輩に飲み会帰りにお持ち帰りされちゃうお話です。
がっつりR18です。18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
イケメン幼馴染に処女喪失お願いしたら実は私にベタ惚れでした
sae
恋愛
彼氏もいたことがない奥手で自信のない未だ処女の環奈(かんな)と、隣に住むヤリチンモテ男子の南朋(なお)の大学生幼馴染が長い間すれ違ってようやくイチャイチャ仲良しこよしになれた話。
※会話文、脳内会話多め
※R-18描写、直接的表現有りなので苦手な方はスルーしてください
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる