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「ごめん、何の話・・・っ?」
最後の台詞はまたツボに入り爆笑してしまった。
こっちの小学校でこんなに笑えることが早々にあるなんて思いもしなかった。
そう思いながら、フッと顔を上げて和のことを見上げた・・・。
そしたら・・・
そしたら・・・
不思議と、和の向こう側には広がっていた・・・。
何故か、広がっていた・・・。
あの日の“ゆきのうえ商店街”が広がっていた・・・。
色鮮やかな雪だるまが輝く“ゆきのうえ商店街”が、広がっていた・・・。
幼馴染み達の姿も笑顔もハッキリと見えて・・・
その幼馴染み達の中に和も混ざっている・・・。
そんな不思議な光景に見えて・・・。
何故そんな風に見えるのかは分からなかったけど、俺は和に言った。
「俺は増田財閥の本家の長男、増田譲。」
そう言って和に自然と笑い掛けた。
幼馴染み達に笑い掛けるように、自然と笑い掛けた。
ここにもいたから。
“ゆきのうえ商店街”の幼馴染み達と同じくらいの男が、ここにもいたから。
「和の正義、俺はすげー好き。」
“俺の正義に反する”
俺の父さんも立派な正義を持っているような人だった。
“麒麟”の援助を断り増田に戻ることを決めた。
自分がいる限り増田の力はもっと強くなっていく。
自分のせいで他のみんなを巻き込み続けるよりも父さんは増田に戻る正義を選択した。
父さんには力がなかったから。
そして父さんの正義では“ゆきのうえ商店街”に残り“ゆきのうえ商店街”を守ることが出来なかったから。
“和の正義では守ることが難しいこともある。
だから力をつけないといけない。
その正義で守りたいと思うモノを守って、幸せにしたいと思うモノを幸せに出来る力を。”
その言葉を今は呑み込み、俺はしばらく和の向こう側に広がるあの日の“ゆきのうえ商店街”を眺めていた。
最後の台詞はまたツボに入り爆笑してしまった。
こっちの小学校でこんなに笑えることが早々にあるなんて思いもしなかった。
そう思いながら、フッと顔を上げて和のことを見上げた・・・。
そしたら・・・
そしたら・・・
不思議と、和の向こう側には広がっていた・・・。
何故か、広がっていた・・・。
あの日の“ゆきのうえ商店街”が広がっていた・・・。
色鮮やかな雪だるまが輝く“ゆきのうえ商店街”が、広がっていた・・・。
幼馴染み達の姿も笑顔もハッキリと見えて・・・
その幼馴染み達の中に和も混ざっている・・・。
そんな不思議な光景に見えて・・・。
何故そんな風に見えるのかは分からなかったけど、俺は和に言った。
「俺は増田財閥の本家の長男、増田譲。」
そう言って和に自然と笑い掛けた。
幼馴染み達に笑い掛けるように、自然と笑い掛けた。
ここにもいたから。
“ゆきのうえ商店街”の幼馴染み達と同じくらいの男が、ここにもいたから。
「和の正義、俺はすげー好き。」
“俺の正義に反する”
俺の父さんも立派な正義を持っているような人だった。
“麒麟”の援助を断り増田に戻ることを決めた。
自分がいる限り増田の力はもっと強くなっていく。
自分のせいで他のみんなを巻き込み続けるよりも父さんは増田に戻る正義を選択した。
父さんには力がなかったから。
そして父さんの正義では“ゆきのうえ商店街”に残り“ゆきのうえ商店街”を守ることが出来なかったから。
“和の正義では守ることが難しいこともある。
だから力をつけないといけない。
その正義で守りたいと思うモノを守って、幸せにしたいと思うモノを幸せに出来る力を。”
その言葉を今は呑み込み、俺はしばらく和の向こう側に広がるあの日の“ゆきのうえ商店街”を眺めていた。
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