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「それにしては話が進むのに随分と時間が掛かりましたね?
そろそろ5月にも入りますし、このタイミングを待っていたんですか?」
結子さんの誕生日に結婚をする予定でいる。
それまで俺が問題なく結子さんの婚約者でいられるのか様子を見られていたのだと思った。
そう思いながら聞いた俺に、副社長は砕けたように笑いながら俺の方を見てきた。
「うちからの結婚祝いとして受け取って欲しい。
もう1つの財閥ではなくてうちは御社を選んだ。」
「それはありがとうございます。
ですが、もう1つの財閥の勢いは今後増していくかと思います。」
「そうだろうな、でもうちは御社を選んだ。
もう1つの財閥の方は挨拶1つでも常に気を張っていないとすぐに食われるくらい攻めてくるからな。
挨拶くらいは普通に出来るくらいの人付き合いが出来る須崎さんを選ばせて貰った。
俺は金持ちのボンボンだからな。」
「それはありますね、もう1つの財閥の方は挨拶から攻めてきますから。」
俺がそう答えながら笑うと、近藤の3人が普通の笑顔で笑ってきた。
「でも永家さんは予想以上に強い方だったので、永家さんも同席して欲しかったと後悔していますよ。」
「それは残念でしたね。
あの人“も”強くて逞しい女性なので。
ツインテールの方がどのように目が良いのかは分かりませんが、あの人とも個人的に繋がりを作らなかったことをあと少しでもっと後悔すると思いますよ。」
.
そろそろ5月にも入りますし、このタイミングを待っていたんですか?」
結子さんの誕生日に結婚をする予定でいる。
それまで俺が問題なく結子さんの婚約者でいられるのか様子を見られていたのだと思った。
そう思いながら聞いた俺に、副社長は砕けたように笑いながら俺の方を見てきた。
「うちからの結婚祝いとして受け取って欲しい。
もう1つの財閥ではなくてうちは御社を選んだ。」
「それはありがとうございます。
ですが、もう1つの財閥の勢いは今後増していくかと思います。」
「そうだろうな、でもうちは御社を選んだ。
もう1つの財閥の方は挨拶1つでも常に気を張っていないとすぐに食われるくらい攻めてくるからな。
挨拶くらいは普通に出来るくらいの人付き合いが出来る須崎さんを選ばせて貰った。
俺は金持ちのボンボンだからな。」
「それはありますね、もう1つの財閥の方は挨拶から攻めてきますから。」
俺がそう答えながら笑うと、近藤の3人が普通の笑顔で笑ってきた。
「でも永家さんは予想以上に強い方だったので、永家さんも同席して欲しかったと後悔していますよ。」
「それは残念でしたね。
あの人“も”強くて逞しい女性なので。
ツインテールの方がどのように目が良いのかは分かりませんが、あの人とも個人的に繋がりを作らなかったことをあと少しでもっと後悔すると思いますよ。」
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