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「救世主、少しは休めよ?」
25歳、社会人2年目。
葛西さんが俺を“救世主”と呼びながらアクエリアスを渡してくれた。
俺がアクエリアスが好きだと知っているから。
「それ・・・社長に言ってくださいよ!!
いくら若くてもこのままだと病気になりますから!!!」
「真知子も心配してた!!
最初の頃、真知子マジで骸骨になったからな!!!
でも・・・お前は2年目っていうか実際は4年目だよな、大学の頃からバイトっていうかガンガン働いてたし。」
居酒屋のトイレで会った人。
その人はキャリアステージOneTwoという会社の社長だった。
あの後すぐに名刺を渡され、連絡先まで交換させられ、翌日には大学にまで探しに来られ・・・。
観念してこの会社に来てみたら・・・。
ビックリした。
めちゃくちゃ、ビックリした。
この会社の社員には全員・・・
心に、顔があった。
ハッキリと、クッキリと、顔があった。
それも、2つ。
1つはバラバラだったけど・・・
でも、もう1つは・・・
もう1つは・・・
“社長”の顔だった・・・。
全員が心に、“社長”を持っていた・・・。
「お前が会社に現れた時はマジで救世主だったよ!!
お前のお陰で真知子との子どもが!!!」
「お子さん2人とも女の子で溺愛してますしね。」
「真知子に似てめちゃくちゃ可愛いんだよ!!
顔も性格も!!!
来年には真知子の育休が明けるから、それまでは1人で何とか頑張れ!!!
辞めるなよ!!ぜっっったいに辞めるなよ!!!」
「辞めませんよ・・・。
ここまでブラックの方が色々と考えなくていいですし。」
「結局会えなかった好きな女か!!!」
「・・・俺、もう葛西さんと絶対にお酒飲みませんから。」
「お前そこそこ酒強いけどな!!
俺の酒の強さには勝てないだろうな!!」
25歳、社会人2年目。
葛西さんが俺を“救世主”と呼びながらアクエリアスを渡してくれた。
俺がアクエリアスが好きだと知っているから。
「それ・・・社長に言ってくださいよ!!
いくら若くてもこのままだと病気になりますから!!!」
「真知子も心配してた!!
最初の頃、真知子マジで骸骨になったからな!!!
でも・・・お前は2年目っていうか実際は4年目だよな、大学の頃からバイトっていうかガンガン働いてたし。」
居酒屋のトイレで会った人。
その人はキャリアステージOneTwoという会社の社長だった。
あの後すぐに名刺を渡され、連絡先まで交換させられ、翌日には大学にまで探しに来られ・・・。
観念してこの会社に来てみたら・・・。
ビックリした。
めちゃくちゃ、ビックリした。
この会社の社員には全員・・・
心に、顔があった。
ハッキリと、クッキリと、顔があった。
それも、2つ。
1つはバラバラだったけど・・・
でも、もう1つは・・・
もう1つは・・・
“社長”の顔だった・・・。
全員が心に、“社長”を持っていた・・・。
「お前が会社に現れた時はマジで救世主だったよ!!
お前のお陰で真知子との子どもが!!!」
「お子さん2人とも女の子で溺愛してますしね。」
「真知子に似てめちゃくちゃ可愛いんだよ!!
顔も性格も!!!
来年には真知子の育休が明けるから、それまでは1人で何とか頑張れ!!!
辞めるなよ!!ぜっっったいに辞めるなよ!!!」
「辞めませんよ・・・。
ここまでブラックの方が色々と考えなくていいですし。」
「結局会えなかった好きな女か!!!」
「・・・俺、もう葛西さんと絶対にお酒飲みませんから。」
「お前そこそこ酒強いけどな!!
俺の酒の強さには勝てないだろうな!!」
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