193 / 295
12
12-9
しおりを挟む
それには驚いてしまって・・・。
凄く、凄く・・・驚いてしまって・・・。
「だから妙と空手の組手は出来ないよ。
俺は白帯のままだったけど、妙は黒帯になったんだね。
もう空手は妙の勝ちだよ。」
そんなことを言ってきて、普通に笑いながら下に置いていた少し大きなバッグを持った。
そして、私に背中を向けて道場の出入口へ歩きだし・・・。
木の札をパチン───....とひっくり返した。
それを見て・・・
なんだか泣きたくなった。
泣きたくなったけど、拳を見ながら言った。
「私・・・空手着と制服とジャージしか着るもの持ってないんだけど。」
「そうなんだ・・・」
私の言葉に拳が小さく返事をして・・・
そして・・・
そして・・・
急にめちゃくちゃ笑ってきた。
めちゃくちゃ、笑ってきた・・・。
めちゃくちゃ大爆笑しながら私を見てきて・・・
そして、言ってきた・・・。
急に、言ってきた・・・。
何も構えていない私に言ってきた・・・。
「昨日からめちゃくちゃ美人なお姉さんと一緒にいたから、その後に妙に会うとヤバいね。」
.
凄く、凄く・・・驚いてしまって・・・。
「だから妙と空手の組手は出来ないよ。
俺は白帯のままだったけど、妙は黒帯になったんだね。
もう空手は妙の勝ちだよ。」
そんなことを言ってきて、普通に笑いながら下に置いていた少し大きなバッグを持った。
そして、私に背中を向けて道場の出入口へ歩きだし・・・。
木の札をパチン───....とひっくり返した。
それを見て・・・
なんだか泣きたくなった。
泣きたくなったけど、拳を見ながら言った。
「私・・・空手着と制服とジャージしか着るもの持ってないんだけど。」
「そうなんだ・・・」
私の言葉に拳が小さく返事をして・・・
そして・・・
そして・・・
急にめちゃくちゃ笑ってきた。
めちゃくちゃ、笑ってきた・・・。
めちゃくちゃ大爆笑しながら私を見てきて・・・
そして、言ってきた・・・。
急に、言ってきた・・・。
何も構えていない私に言ってきた・・・。
「昨日からめちゃくちゃ美人なお姉さんと一緒にいたから、その後に妙に会うとヤバいね。」
.
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
新しい派遣先の上司が私のことを好きすぎた件 他
rpmカンパニー
恋愛
新しい派遣先の上司が私のことを好きすぎた件
新しい派遣先の上司は、いつも私の面倒を見てくれる。でも他の人に言われて挙動の一つ一つを見てみると私のこと好きだよね。というか好きすぎるよね!?そんな状態でお別れになったらどうなるの?(食べられます)(ムーンライトノベルズに投稿したものから一部文言を修正しています)
人には人の考え方がある
みんなに怒鳴られて上手くいかない。
仕事が嫌になり始めた時に助けてくれたのは彼だった。
彼と一緒に仕事をこなすうちに大事なことに気づいていく。
受け取り方の違い
奈美は部下に熱心に教育をしていたが、
当の部下から教育内容を全否定される。
ショックを受けてやけ酒を煽っていた時、
昔教えていた後輩がやってきた。
「先輩は愛が重すぎるんですよ」
「先輩の愛は僕一人が受け取ればいいんです」
そう言って唇を奪うと……。
冷徹上司の、甘い秘密。
青花美来
恋愛
うちの冷徹上司は、何故か私にだけ甘い。
「頼む。……この事は誰にも言わないでくれ」
「別に誰も気にしませんよ?」
「いや俺が気にする」
ひょんなことから、課長の秘密を知ってしまいました。
※同作品の全年齢対象のものを他サイト様にて公開、完結しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる