【完】拳に愛を込めて(カットページ掲載済2023.4.30、詳細は内容欄に記載)

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「・・・・うわっっ！！！」



めちゃくちゃ煩い声がすぐそこで聞こえ目を開けると・・・
矢田さんがめちゃくちゃ焦った顔で私の上から私を見下ろしている。



めちゃくちゃ動揺して焦っている矢田さんの様子には自然と笑ってしまう。
この人がこんな風になっているのは本当に面白いから。



「おはようございま～す。」



「おはよう・・・え・・・“何か”やったよね・・・ダメだ、あんまり覚えてない・・・。」



そう言いながら私の上から退き、ソファーの下で正座をして私を見上げている。
それに大笑いしてしまい、私はブラジャーやブラウスを着ていく。



1度この人に見られたし、もうそこまで恥ずかしくもなかった。
私は女が少ないから。



シワシワになっているジャケットを羽織る。



それから大笑いしたまま矢田さんを見る。



「少しずつ思い出してきましたか？
さっきとは違う身体の強張り方ですし、また性欲が沸いてきてますよ？」



「はい・・・。
ごめんなさい、酔っ払ってしまっていたようです・・・。」



「私のペースで飲んでましたからね！！
矢田さんも結構お酒強いみたいでしたけど、私の勝ちでしたね！！」



そう笑ってから立ち上がる。



「今日は11時から面接なので、また会社で！！
私も気持ち良かったので特に怒ったりはしてませんから！！
お邪魔しました～！！」




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