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午後から始まる面接。
今日も派遣さんの隣に座り1人ずつと面接をしていく。
たった10分間の面接。
当たり障りのないフォーマット通りのような面接を派遣さんがしていく。
面接を受けている人には気付かれないように、隣の派遣さんのメモを一瞬だけ把握した。
この人は・・・“✕”と書かれている。
今書いたわけではない。
途中で書いたわけでもない。
この派遣さんは、面接を受けに来た人が扉を入ってきた瞬間にこのメモを書いていく。
“✕”が並んでいるメモ。
まだ始まって数日。
そんなにすぐに採用が決まらないのは分かる。
でも、“○”だけでなく“△”も1つもない。
“✕”だけが並んでいく派遣さんのメモを見て少しだけ悲しい気持ちにもなってくる。
“△”くらい、1つだけでもあればいいのに。
そんなことを思いながら・・・。
でも、“△”では得点にならないことも理解している。
取るなら綺麗な1本を。
“○”か“✕”しかない。
入ったか入らなかったか。
取ったか取らなかったか。
そんな世界。
そんな勝負。
企業の面接だって、そんな対戦なのだと思う。
今日も派遣さんの隣に座り1人ずつと面接をしていく。
たった10分間の面接。
当たり障りのないフォーマット通りのような面接を派遣さんがしていく。
面接を受けている人には気付かれないように、隣の派遣さんのメモを一瞬だけ把握した。
この人は・・・“✕”と書かれている。
今書いたわけではない。
途中で書いたわけでもない。
この派遣さんは、面接を受けに来た人が扉を入ってきた瞬間にこのメモを書いていく。
“✕”が並んでいるメモ。
まだ始まって数日。
そんなにすぐに採用が決まらないのは分かる。
でも、“○”だけでなく“△”も1つもない。
“✕”だけが並んでいく派遣さんのメモを見て少しだけ悲しい気持ちにもなってくる。
“△”くらい、1つだけでもあればいいのに。
そんなことを思いながら・・・。
でも、“△”では得点にならないことも理解している。
取るなら綺麗な1本を。
“○”か“✕”しかない。
入ったか入らなかったか。
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