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むせている隼人を見ながら私は大笑いをした。
大笑いをするのはいつも隼人の方だったけど、今回は私が大笑いをした。
「お前・・・っそんな鋭かったか!?」
「数日前から鋭くなってきたんだよね。
それに改めて見たら分かったから。
隼人がそんなことをする人ではないって、分かったから。」
夢で改めて隼人を見た時にそれが分かった。
自分の為でもなく、結月の為でもなく、隼人があの事件を起こしたのは・・・
「私のお父さんから・・・というより、お母さんから頼まれたからだよね?」
私がそう聞くと隼人は私のことをジッと見てきた。
「そんなことまで分かるのか。」
「分かるよ、それ以外考えられない。
隼人があんなことをしたなんて、それ以外は考えられない。
相川薬品は限界だったから。
親族で受け継ぐのには、限界を迎えていたから。」
武蔵の夢でも見た光景を思い浮かべる。
それを思い浮かべながら、口を開いた。
「「結月はおバカだから。」」
声に出した言葉は隼人と重なった。
大笑いをするのはいつも隼人の方だったけど、今回は私が大笑いをした。
「お前・・・っそんな鋭かったか!?」
「数日前から鋭くなってきたんだよね。
それに改めて見たら分かったから。
隼人がそんなことをする人ではないって、分かったから。」
夢で改めて隼人を見た時にそれが分かった。
自分の為でもなく、結月の為でもなく、隼人があの事件を起こしたのは・・・
「私のお父さんから・・・というより、お母さんから頼まれたからだよね?」
私がそう聞くと隼人は私のことをジッと見てきた。
「そんなことまで分かるのか。」
「分かるよ、それ以外考えられない。
隼人があんなことをしたなんて、それ以外は考えられない。
相川薬品は限界だったから。
親族で受け継ぐのには、限界を迎えていたから。」
武蔵の夢でも見た光景を思い浮かべる。
それを思い浮かべながら、口を開いた。
「「結月はおバカだから。」」
声に出した言葉は隼人と重なった。
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