【完】秋の夜長に見る恋の夢

Bu-cha

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そんな暮らしを、この大きな大きな屋敷で小町と一緒にしていた。
朝早く起きた俺の為に唐揚げを大量に揚げてくれ、朝ご飯もお弁当のお昼ご飯も唐揚げ。
何を食べたいか聞かれても毎回唐揚げになってしまう程、俺は小町が作った唐揚げが大好きだった。



ギュッと詰められているように思って。
あの唐揚げの中に、小町の美しさが詰められているように思って。



なんとなく、そう思っていて・・・。
美味しかった・・・。
不思議と力が湧いてきて・・・。
俺は小町が作る唐揚げが大好きだった。



夜に村田隼人の部屋に小町を迎えに行き、俺の夜食を準備してくれそれを食べ、お互いが部屋に入る。



そんな幸せな暮らしを続けていた25歳、小町が19歳。
10月に入ってすぐ・・・



いつも通り夜12時半になる前にベッドに入って眠ろうとしていたら・・・



ドンッ──────



と、隣の小町の部屋から鈍い大きな音が聞こえてきた。
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