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武蔵の弟にそう言われ、分かっていたけどそれにはやっぱり落ち込む。
「一旦好きになったら凄いだろうけどね、お兄ちゃん。」
拳君が面白そうな顔で笑っている。
「うちのお父さんがそうやって育てちゃったから。
お母さんが今の歴女みたいなタイプで、お兄ちゃんに“武蔵”なんて名前付けてさ。
なのにお兄ちゃんは勉強以外のことが疎かになるタイプで。」
「そうだね、うちに来た時ビックリしちゃった。」
「トイレ流してないでしょ?ごめんね?」
「うちに来て数日したら流せるようになってたよ。」
「え!!!??」
拳君が大声を出して驚いている。
「本当に!?どうやって!!?
誰が何言っても出来なかったのに!!!
だからこそお父さんが一刀を極めたのに!!!」
その発言には、首を傾げる。
「普通に怒ったら普通に出来るようになったよ?」
「・・・流石の“武蔵”も社長の家では出来るようになったのか・・・。」
拳君がそう言って驚きながら、出したお煎餅を全て食べきった。
「まあ、お兄ちゃんが出ていかないってことはここが嫌ではないと思うよ。
物腰は柔らかいから誤解されやすいけど、誰が何を言っても我が道を行くタイプだから。」
「そうなんだ・・・。
そういう面はほとんど見たことがないかも。」
「ふ~ん・・・、お兄ちゃんが誰かと共同生活してる所とか想像出来ないけどね。
お兄ちゃんも家を出て成長出来たのかもね。」
.
「一旦好きになったら凄いだろうけどね、お兄ちゃん。」
拳君が面白そうな顔で笑っている。
「うちのお父さんがそうやって育てちゃったから。
お母さんが今の歴女みたいなタイプで、お兄ちゃんに“武蔵”なんて名前付けてさ。
なのにお兄ちゃんは勉強以外のことが疎かになるタイプで。」
「そうだね、うちに来た時ビックリしちゃった。」
「トイレ流してないでしょ?ごめんね?」
「うちに来て数日したら流せるようになってたよ。」
「え!!!??」
拳君が大声を出して驚いている。
「本当に!?どうやって!!?
誰が何言っても出来なかったのに!!!
だからこそお父さんが一刀を極めたのに!!!」
その発言には、首を傾げる。
「普通に怒ったら普通に出来るようになったよ?」
「・・・流石の“武蔵”も社長の家では出来るようになったのか・・・。」
拳君がそう言って驚きながら、出したお煎餅を全て食べきった。
「まあ、お兄ちゃんが出ていかないってことはここが嫌ではないと思うよ。
物腰は柔らかいから誤解されやすいけど、誰が何を言っても我が道を行くタイプだから。」
「そうなんだ・・・。
そういう面はほとんど見たことがないかも。」
「ふ~ん・・・、お兄ちゃんが誰かと共同生活してる所とか想像出来ないけどね。
お兄ちゃんも家を出て成長出来たのかもね。」
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