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そんなことを怒りながら言われ・・・
「言われたけど、それってプロポーズなの?」
「・・・はあ~っ!!!?
定番中の定番!!!
プロポーズ界の常識だろ!!!」
「えぇ・・・そんなプロポーズ聞いたことないよ。」
「マジで!?
確かにお前からドラマとか映画の話聞いたこともねーな!!」
「恋愛ドラマとかはたまに見てたけど、そんなプロポーズシーン見たことも聞いたこともないよ?」
「んなわけねーだ・・・」
朝人が言葉を切って、私の頬を包んでいた右手をゆっくりと下ろした。
私の頬がひんやりとしてくるのを感じていると、朝人は難しそうな顔になった。
「こんなところでも9歳差の影響が・・・。
俺達両想いらしいけど付き合って大丈夫なのか心配になるな・・・。」
「私は9歳差よりも料理の味付けの方が心配なんだけど!!
朝人と一緒に朝ご飯食べるようになったけど、私あの味付けじゃ無理!!」
「そっちは何も心配じゃねーだろ!!
ああいう食事にして2人で長生き・・・いや、やっぱりお前は味付け追加しろよ。
俺がちゃんと看取ってやりたいから。
やっぱ付き合うか!!
なんなら結婚するか、すぐ!!!
この1年同棲してたようなもんだし余裕だろ!!」
急にそんなことを言い出して、私の手を引いてまた2階への階段を上り始めた。
「2階で朝ご飯食べるの?」
「そうだな、朝飯としてお前食わないと。」
「今から?
朝ご飯の時間なくなっちゃうよ?」
「何年我慢したと思ってんだよ、朝飯よりもお前とセックスするに決まってんだろ。」
「あんなに朝ご飯に拘ってたのに。」
笑いながら、朝人の手に引かれながら歩いた。
このすれ違いは何の時間だったのかと思いながら。
「言われたけど、それってプロポーズなの?」
「・・・はあ~っ!!!?
定番中の定番!!!
プロポーズ界の常識だろ!!!」
「えぇ・・・そんなプロポーズ聞いたことないよ。」
「マジで!?
確かにお前からドラマとか映画の話聞いたこともねーな!!」
「恋愛ドラマとかはたまに見てたけど、そんなプロポーズシーン見たことも聞いたこともないよ?」
「んなわけねーだ・・・」
朝人が言葉を切って、私の頬を包んでいた右手をゆっくりと下ろした。
私の頬がひんやりとしてくるのを感じていると、朝人は難しそうな顔になった。
「こんなところでも9歳差の影響が・・・。
俺達両想いらしいけど付き合って大丈夫なのか心配になるな・・・。」
「私は9歳差よりも料理の味付けの方が心配なんだけど!!
朝人と一緒に朝ご飯食べるようになったけど、私あの味付けじゃ無理!!」
「そっちは何も心配じゃねーだろ!!
ああいう食事にして2人で長生き・・・いや、やっぱりお前は味付け追加しろよ。
俺がちゃんと看取ってやりたいから。
やっぱ付き合うか!!
なんなら結婚するか、すぐ!!!
この1年同棲してたようなもんだし余裕だろ!!」
急にそんなことを言い出して、私の手を引いてまた2階への階段を上り始めた。
「2階で朝ご飯食べるの?」
「そうだな、朝飯としてお前食わないと。」
「今から?
朝ご飯の時間なくなっちゃうよ?」
「何年我慢したと思ってんだよ、朝飯よりもお前とセックスするに決まってんだろ。」
「あんなに朝ご飯に拘ってたのに。」
笑いながら、朝人の手に引かれながら歩いた。
このすれ違いは何の時間だったのかと思いながら。
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