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綺麗に整備されている芝生の上、朝人がお腹を抱えながらしゃがみ込み爆笑している。
それを見ながら、それに釣られながら、私も爆笑していて。



息も出来ないくらい苦しみながら2人でしばらく爆笑し、少し落ち着いてからお互いに目を合わせたら、また爆笑して。
そんなことを繰り返していたら・・・



グゥ────────────.....



と、また私のお腹が鳴ってしまった。



「おまぇ・・・やめろよ・・・!!
おれを、ころすきかよ・・・っ!!」



「ちが・・・っごめ・・・せいりげんしょう・・・!!」



その言葉だけは出てきたけれど、また長い時間2人で爆笑していた。



「飯買いに行くか。」



「うん、お腹減った!!」



「知ってる知ってる、めちゃくちゃ知ってる。」



「もう・・・っうるさい!!」



「俺はうるさくねーだろ、お前の腹がうるさかったんだろ?」



さっきまで少し良い感じに思えたのが一瞬でなくなってしまったくらい、私のお腹はうるさかった。



「朝人が食べられそうなご飯があるといいけどね?」



「今ならどんな飯でも旨く感じるような気がする。」



朝人からそんな言葉が出てきたのには驚いた。
だって、朝人は・・・



「味、濃・・・・・・っっ!!!」



レジャーシートに座った朝人がいつもの外食で見せる姿を見せてきて、それには思わず頷いた。
これこそが朝人だと思いながら。



「焼きそばなんて絶対に食べられないんだから、こっちにしてみたら?」



ソースもマヨネーズもかけていないお好み焼きのパックを朝人に渡すと・・・



「俺、そういう意味不明な物は無理。」



そんな意味不明な言葉が出てきた。



「お好み焼きが意味不明って何!?」



「なんかグチャグチャになってんじゃん、全部。」



「確かにグチャグチャに混ぜてるけど、焼いたらホラっ、一体感!!!」



私が使っているお箸だけどお好み焼きを一口サイズにしてからそのお箸で取り、朝人の方に向けた。



「ちょっと食べてみなよ。」
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