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「早いね、朝君。」
ジサマから教えられた家に着いたのは翌朝の6時。
オバサンの家で出迎えてくれたのはオバサンの旦那さんである婿養子のオジサンだった。
もっと子どもの頃、正月に数回だけうちに来て挨拶をしたことがあるオジサン。
そんなに面識もないので外面には気を付けながら生活を送ろうと思っていた。
そう思いながら挨拶をして、パジャマ姿ではなく神主の格好をしているオジサンの後ろについて玄関に入った。
「自分の家だと思って生活してね。」
「はい、ありがとうございます。」
爽やかに笑いながら返事をした。
オバサンにだって子どもの頃に数回しか会ったことがないし、従妹については歳も離れているからか1度も会ったことがない。
「もう高校生になるから女の子達が放っておいてくれないだろうし、結構良い女の子達が学校にいるみたいだね。
彼女が出来たらこの家に連れて来なね。」
まだ入学もしていないのにそんな話をされ、それにはどんなリアクションをしていいのか分からずにいると、オジサンは神主の姿で俺に振り返ってきた。
今度は何を言われるのかと思っていたら・・・
「はい、これ避妊具ね。
彼女とは子ども作らないようにね。」
神主からコンドームだと思われる箱を渡され、それには思わず吹き出しながら言った。
「神主からコンドームを渡されるのは流石に面白いっすね!!」
純粋に面白い人だなと思い、少しだけ肩の力が抜けた。
なのにオジサンは大真面目な顔をしていて・・・
「彼女とこの家でその避妊具を1回くらいは使ってね。」
「どんな気遣いだよ!!」
神主姿でふざけたことを言いまくるオジサンには爆笑した。
ジサマから教えられた家に着いたのは翌朝の6時。
オバサンの家で出迎えてくれたのはオバサンの旦那さんである婿養子のオジサンだった。
もっと子どもの頃、正月に数回だけうちに来て挨拶をしたことがあるオジサン。
そんなに面識もないので外面には気を付けながら生活を送ろうと思っていた。
そう思いながら挨拶をして、パジャマ姿ではなく神主の格好をしているオジサンの後ろについて玄関に入った。
「自分の家だと思って生活してね。」
「はい、ありがとうございます。」
爽やかに笑いながら返事をした。
オバサンにだって子どもの頃に数回しか会ったことがないし、従妹については歳も離れているからか1度も会ったことがない。
「もう高校生になるから女の子達が放っておいてくれないだろうし、結構良い女の子達が学校にいるみたいだね。
彼女が出来たらこの家に連れて来なね。」
まだ入学もしていないのにそんな話をされ、それにはどんなリアクションをしていいのか分からずにいると、オジサンは神主の姿で俺に振り返ってきた。
今度は何を言われるのかと思っていたら・・・
「はい、これ避妊具ね。
彼女とは子ども作らないようにね。」
神主からコンドームだと思われる箱を渡され、それには思わず吹き出しながら言った。
「神主からコンドームを渡されるのは流石に面白いっすね!!」
純粋に面白い人だなと思い、少しだけ肩の力が抜けた。
なのにオジサンは大真面目な顔をしていて・・・
「彼女とこの家でその避妊具を1回くらいは使ってね。」
「どんな気遣いだよ!!」
神主姿でふざけたことを言いまくるオジサンには爆笑した。
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