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「先生・・・っ先生・・・!」



「うん。」



私のおまたを触ってくれている先生を見る。
何でもない顔をしている先生の顔を。
私の顔も私の身体も見てもいない先生の姿を。



“先生”と呼び“うん”と返事をしてくれたのに、私の顔も私の身体も見てくれてはいない。
先生は顔を上げてどこかを眺めている。
何でもない顔で。
その指先だけ私のおまたの突起を撫でて。



そんな先生の姿を見て、私は言った。



「先生、もう終わりで大丈夫です・・・。
変なことをお願いしてすみませんでした・・・。」



最後に自分の身体を両手でギュッと抱き締めた。
先生から借りたスウェットを着ている自分の身体を。



自分を抱き締め続けながら先生を見ていると、先生はゆっくりと私のおまたから手を離した。



「お前はまだ若いしこんなこともあるから気にすんなよ。
俺も忘れるからお前も忘れろ。」



そんなことを言われ・・・



我慢していた涙は流れてしまった。



もう何も流れ落ちてしまいたくないのに、流れていってしまう。
これ以上涙が流れないように強く強く目を閉じた。
自分の身体を強く強く抱き締めながら。



「忘れません・・・。
ずっと忘れません・・・。
こんな変なお願いを聞いてくれてありがとうございました・・・。
先生は忘れてください・・・変なのを見せて、変なのを触らせてすみませんでした・・・。
彼女としかこういうことはしないって昔から言ってたのに、すみませんでした・・・。」



まだまだ気持ち悪いおまたを隠すように両足をキツく閉じた。



そしたらその太ももに先生の手が、素手がのった。
温かいタオルよりもずっと熱い先生の手が。



それを感じて思わず目を開けると先生は私の顔を真剣な顔で見下ろしている。



「千寿子が忘れないなら・・・」



先生が私の太ももを掴み、ゆっくりと持ち上げてきた。



そして・・・



「・・・っ」



また私のおまたの突起に指先で触れてきて、私の身体は大きく跳ねた。



「後から下手くそだったとか言われたら癪だから。」



そう言って、おまたの突起をまた撫で始めた。



「千寿子も消化不良だろうし、ちゃんと終わらせてやるから。」
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