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「星神ちゃん・・・?」



絶対にわたしの様子はおかしい・・・。
それに海神ちゃんは気付いてしまっていて・・・。



何か言わないと・・・



そう思うけど、出てきたのは・・・



出てきてしまったのは・・・



涙だけだった・・・。



それも、沢山・・・



沢山・・・。



月曜日の朝までは、わたしは弟さんと付き合っていた・・・。



その日、海神ちゃんに言いに行ってくれたのかもしれない・・・。



それで、海神ちゃんと会って気付いたのかもしれない・・・。



だって、海神ちゃんは“本物”だと思うから・・・。



きっと、本物の“海”の“神”で・・・。



名前負けしているわたしのような“偽物”とは違う、きっと“本物”だから・・・。



弟さんは・・・



弟さんは・・・



やっぱり、“海”なのだと気付いた・・・。



“星”は“偽物”だったから・・・。



あの日、ラブホテルの“星”を弟さんは“偽物”だと言った・・・。



わたしは“本物”と思ってしまったけど、弟さんは“偽物”だと言っていた・・・。



わたしは“偽物”だった・・・。



“星”は“偽物”だった・・・。



「星神ちゃん・・・もしかして、弟君のこと好きなの?」



泣きながら海神ちゃんを見ると・・・



海神ちゃんは可愛い可愛い顔を怒ったような顔にしていた・・・。
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