【完】女神達が愛した弟(カットページ掲載済2023.6.17)

☆2

2-11

「すごい・・・！！」



広くてキラッキラな豪華な部屋にわたしは驚くしかない。
高級ホテル、それもスイートルーム・・・。



当たり前だけど初めて入ったこの部屋にわたしは感動だけしているけれど・・・
弟さんは着いて早々テキパキと仕事をしていく。



「入った所は写真に撮れたな。
あとは出る所も必要になる。
滞在時間も重要なんだよ。
ラブホじゃねーし、こういうホテルだと複数回必要になってくる。」 



「そうなんですか。」



「それにしても相手もいつもの相手じゃねーし、高級寿司屋にスイートルームかよ。
結婚してるのに相手が2人もいるとか罪重ねすぎだろ。」



「そうですよね・・・。」



「出る所は別の奴に頼む。
女に少しだけど顔見られた。」



「弟さん・・・格好良いですからね・・・。」



わたしがそう言うと弟さんは吹き出した。



「箕輪の時だと男からもジロジロ見られるんだよな。
社長も俺も昔より浮気調査減らしてるけど、今回知り合いから直接依頼されたから俺がやってるんだよ。」



「そうだったんですか。
箕輪さんも美人ですからね。
見た目的にはみなさんよりわたしの方が目立たないですよね。」



「本橋の方が目立つだろ。」



弟さんがノートパソコンで何やら作業をしながらそんなことを言ってきた。



そして、涼しい顔でわたしの方をチラッと見て・・・



「本橋は女神だからな。」



そんな・・・よく分からないことを言われた・・・。