【完】大きなアナタと小さなわたしのちっぽけなプライド(他サイトカットページ掲載済)

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「ごめんね、わたしが悪いの・・・」



わたしが全部勘違いしていたせいで、健吾さんをこんなに苦しませてしまった。



「でも、まさかの飯田さんが励ましてくれた。」



「飯田さん！？」



「俺が“shu-”にお願いしたの、飯田さんにバレてた。
あの人、和ちゃんが言うとおり優秀な人だな。」



「お願いって？」



「飯田さんが和ちゃんのこと強引に誘った翌日から俺は出張だったし・・・。
心配だったからしゅうにお願いしたんだよな、飯田さんに会って元気付けろって。」



想像も出来なかった話しに、わたしは驚くばかりで。



「そのことさ、飯田さん・・・俺と仲良くなってからおかしいなと気付いてきたらしくて、聞かれて、答えた。
でも怒られるどころか感謝されたよ。」



「そうだったんだ、わたし・・・全然知らなくて。
わたし、あんなに酷い態度取ってたのに・・・。」



健吾さんは、わたしを守ってくれていたんだ・・・。



涙が溢れてきて、わたしは健吾さんの大きな胸に顔を埋める。



「いや～・・・、あれはあれで良かったというか・・・。」



「良かった？」



「機嫌悪い和ちゃんすげー可愛かったし、すげー燃えた・・・。」



驚くわたしを健吾さんが見詰める。



「あんな興奮したの、生まれて初めてだったくらい、凄かった・・・。」



「・・・バカなの？」