【完】大きなアナタと小さなわたしのちっぽけなプライド(他サイトカットページ掲載済)

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4月に入りすぐ、あんなに決まらなかったはずのパートさんが2人、同日に入ってきた。
ブランクもそこまでなく、ガッツリ経理経験のある2人。
残っていた1人のパートさんがその都度教えるだけで仕事が出来、即戦力になった。



そして、わたしの右隣には変わらず飯田さんがいる。



「のんちゃん、月半ばの金曜日だしさ、今日飲みに行こうよ？」



定時になり飯田さんに言われ、サッと断る。
そして、わたしは恐る恐る営業部を覗いてみる。




誰よりも大きな身体、すぐに分かる。




「のんちゃん、どうかした？」



近くにいた営業事務の女の人が聞いてくれる。



「すみません、青田さんを・・・」



「健吾く～ん！！のんちゃん！！！」



すぐに青田さんを呼んでくれる。
スマホを見ていた青田さんが、顔を上げた。