【完】初めてのベッドの上で珈琲を(カットページ掲載済2023.5.13)

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あとがき

あとがき(ﾍﾞﾘｰｽﾞｶﾌｪ掲載)


2022.8.11～8.18


カットページはアルファポリスさんでのみ掲載予定


私の物語は全てシリーズになっており、色んな物語がそれぞれの物語と交差していたり、色んな登場人物もよく出てきますが・・・


今回は・・・
『女社長紅葉(32)の雷は稲妻を光らせる』
『幼なじみの小太郎君が、今日も私の眼鏡を外す』
『経理部の女王様が落ちた先には』
『大きなアナタと 小さなわたしのちっぽけなプライド』
『FUJIメゾン・ビビ～インターフォンを鳴らして～』
これを先に読んでいた方がより楽しめたかなと思います。


『女社長紅葉～』の物語のあとがきでも書きましたが、腹違いの9人きょうだいは私の友達がモデルになっています。
実際はもっとぐちゃぐちゃで、上から下まで全員が腹違いで学年ももっと被っていたり、双子もいて。


私の友達のお母さんが2DKのアパートで全員を育て、友達が中学生の時に癌で亡くなってしまいました。



その子とは別で・・・
“アヤメ”が父親からされていたことは全てがフィクションではありません。
友達のことなので詳細は省きますが、何故か我が家は都内の治安の悪い地域に引っ越していたので、複雑な家庭が多くて・・・。
私が小学校1年生～高校の途中までその地域に住んでいたので、周りの友達はほぼ全員が何かしらありました。



私は遠くにある私立の高校に通い途中で引っ越しもしたので、一旦疎遠にもなりましたが・・・
30代前半の今でも特に仲が良いのは中学からの友達です。
二十歳の時に再会をしてからは、高校の友達よりも大学の友達よりも特に仲が良いです。



私は結構偏差値の高い学校で、そこの友達はみんな良い所に就職しましたが・・・
二十歳で再会し今でも仲が良い友達数人は、努力や勉強を続け高卒でも良い企業や有名企業に勤めています。
お給料も同年代よりも遥かに高いです。



そんな子達に刺激され、私にも良い出会いがあり・・・
新卒で総合職として採用された会社では、20代前半からグループ会社トップの社長の下について仕事をさせてもらうことができ、
20代前半から部署の責任者や立ち上げ、グループ会社の立ち上げを任されていました。



グループ全体で500人くらいの規模の会社でしたが、人事部の部長も兼務していて自分の部署だけでなく他の部署の一次面接や最終面接、グループ会社を立ち上げ外部から社長を募集する際は社長面接までしていました。



トップの社長は大手企業の上層部だった人だったので、その関係で大手企業の社長さんや上層部の人達への接待にはほぼ毎回同行していました。
お仕事でもよく一緒になっていたので、今では良い経験だったなと思います。



また、30代直前で転職した会社ではもっと深い所まで業務をし、そこの代表の秘書も兼務してそこでも大企業の上層部の人達とお仕事をさせてもらっていました。



結構“目”には自信があり・・・。
『花火の音が終わるまで抱き締めて』のあとがきでも書いたのですが、我が家は私以外全員に精神疾患があったので、そういった社員を早めに見付けるのも得意で。



そんな私が見付けられず、SOSにも応じられなかった女の子がいて・・・。
私の旦那のことが恋愛ではなく大好きな可愛い女の子(彼氏有りの子)だったのですが、当時彼氏だった私の旦那が退職し寂しそうだったので夜ご飯に誘って。



社内恋愛だったので秘密にしていて、私が旦那と付き合っていることは知らなかったのですが・・・
「部署の人達から弄られてて辛い！！
◯◯先輩(私の旦那)がいる時は絶妙なタイミングで終わらせてくれてたんですけど、今は永遠に続けられてて辛いんですけど！！！」
と、凄い明るく元気良く言われて・・・。



その部署の個人的にも仲の良いお姉様から話を聞いたり様子を見に行ったりもしたのですが、どう見ても楽しそうに嬉しそうにしていて。



あれはSOSではなくて、じゃれあいの中の文句なのかなと判断してしまって。
で、その数週間後にうつ病の診断になってしまい数ヶ月間休み、総合職での復帰は出来ませんでした。



あの子のことはずっと後悔しています。



『それは、脱がさないで』
この物語のあとがきでも書きましたが、私が面接に絡んでいないグループ会社の社長のセクハラの問題をSOSされた時は、すぐに対応したのですが・・・。
その他にもSOSされる前によく話を聞いて早めに対応が出来ていたのに・・・。
と、凄い後悔でした。



あと、写真屋のお話。
“写真はタイムマシーン”
これは私の父が昔からよく言っていて、我が家には写真が沢山あります。
母が病気になってしまってからも、私以外の全員が病気になってしまってからも。



そんな言葉もあって、私は写真が好きで。
私を支えてくれていた大学3年～社会人1年目の最初の方まで付き合っていた彼氏とは沢山写真を撮っていました。



毎月、その写真の中から1枚だけ写真を現像して1ヶ月間の思い出を書いてアルバムを作っていて。
その現像をしていた写真屋さん。
毎月1度だけ、1枚だけ、約2年間だけ通っていた写真屋さん。



もう10年くらい前の話です。
最近子どもが生まれ、旦那のお母さんに子どもの写真を送るためにまた毎月1度その写真屋に通うようになって。
実家に子どもを見せに行く時についでに・・・と軽い気持ちで。



そしたら、この前そのカメラマンさんから・・・



「10年くらい前かな？
その時も毎月1回現像に来てたよね？
彼氏との写真を毎回1枚。」



それまで雑談は一切したことがなかったのにそんなことを言われて驚いて。
10年前の私は正直な話めちゃくちゃ可愛くて(申し訳ありません。)
今は確実にオバサンになっていて。
長かった髪の毛もバッサリ切って、産後戻りきれていない身体と、顔も全然違うのに。



それなのに私がその時の私だと分かってくれて凄い驚いて。
「天才カメラマンですね！！」
と興奮して言ったのが最近あって。
それがモデルになったのかなと思います。



それと、瞬間記憶みたいなやつ。
あれは私の高校と大学の先輩で本当にいて。
その先輩は勉強も出来たので、高校でも大学でも特待生でしたが。



私の母の友達の娘さんにも1人いて、その子は記憶できるけどそこまで勉強は出来ないらしく・・・。



そんな人達もモデルになっていたかと思います。



あとがきでは毎回書いていますが、私は“作者”ではありますが・・・
あらすじも登場人物の設定も何も出来ない“作者”で・・・。
毎回登場人物が動いているのを見て、物語を追うだけの役割です。



なので、今回も無事に完結できるのか、どうやって完結されるのかドキドキでした。
物語が10年くらい動かなかったので10年くらいお休みをしていましたが、今年の4月中旬から動き始めている物語は、私の何かしらの経験がモデルになっているようです。



ありがたいことに毎回ランキング50位以内に入り、中には10位以内にも入る物語もあり嬉しく思います。



ベリーズカフェさんの物語は読んだことがないのですが、私の物語は三角関係は絶対にありません。
私はそれが大嫌いなので。
恋愛マンガの選ばれない男の子の方が好きなタイプなので、私の物語では基本的に優しい男の人が多いです。
なので、格好良いキュンキュンする男の人ではなく、物語の男の人も人間らしい人が多いです。



悩むし苦しむし悲しくもなる人間らしい人。
“物語の登場人物”ではなく、私の中で本当に生きて動いている人なので、そういう人間らしい人で。



格好良いキュンキュンできる男の人ではないことが多いのに、それでも多くの読者様が読んでくれていて嬉しく思います。



また、女の子の方も。
私自身が守られるだけのタイプではなく、2人で成長していきたいという考えなので、弱い女の子らしい女の子はいません。
何かに悩んでいたり、弱くもあるかもしれませんが。



恋愛を通して2人が成長出来ることを私は毎回願いながら物語を追っているので、キュンキュンな物語はほとんどないかと思います。



ひとこと感想もレビューも感想もあまりなく少し心配にもなりますが、それでも多くの読者様やファン数も増えているようですので・・・
私の中で物語が動き続け、時間が許す限りは物語を追っていこうと思います。



ちなみに・・・
“あやめちゃん”のお葬式・お墓・仏壇・写真が1枚もない問題。
これは私の夫をモデルにしています。
お母さんではなくてお父さんの方ですが。
私も結構大変な家庭環境でしたが、旦那の方はめちゃくちゃ大変で。
でも、だからか物凄く心の優しい人です。



“健康である”とは、身体と心の健康が揃って初めて“健康”という。
私自身も家族も、夫の方も・・・色々と身体にも心にも色々あったからか、私が追う物語は心に不調を抱える人が多いですね・・・。



現実の世界はとても厳しいので、物語の中だけでも幸せになれる・・・。
そんな物語になればいいなと思っています。
現実の世界で頑張って生きている読者様が、今回の物語も楽しんでいただけると幸いです。



また、ベリーズカフェさんの規約がありますので、今回も物語とは関係のないページはカットしております。
私自身は、恋愛にはここも重要だという考えなのでどの物語にもラブシーンがあり不快な方は申し訳ありません。



結構際どいシーンをベリーズカフェさんに掲載すると“怖い”と感想をする方がいらっしゃって、申し訳ありません。
怖くなりそうなページはそれから多めにカットするようにしました。
元サイトとページ数を合わせるためにこちらでも分かりやすくしています。
読みづらくて申し訳ありません。



今回も無事に完結出来てよかったです。
全てを登場人物に委せているのと、誤字脱字以外は読み返しもしていないので伏線のようなものが回収出来ているかは分かりませんが・・・。



最後までありがとうございました！