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月曜日
真夏の暑い日差しの中出勤し、人事部の部屋に入る頃には汗だくだった。
ハンカチで汗を拭きながら挨拶をして自分のデスクへ。
それから紙袋に入れた天野さんからお借りしたブラジャーとブラウスを確認し、天野さんのデスクに・・・。
「天野さん、これありがとうございました。」
「ん・・・。」
天野さんが中身を少し見てからデスクの影になる所に置いた。
そんな天野さんを瞬きをしながら見て、私は珈琲店の方へと向かう。
その私の後ろから・・・
「笠原さん!」
木葉さんが追いかけるようについてきた。
珈琲店の掃除を木葉さんも一緒にしてくれる。
しばらく明るく雑談していたら、すごいナチュラルに・・・
「剛士、何かあった?」
と、聞かれた。
明るく笑う木葉さんを瞬きをしながら見て・・・
「傷痕が痛むのかもしれません・・・。」
そう伝えると木葉さんが明るく笑った。
「傷痕って痒くなったり痛くなったりするんだよね~!!
土曜日、久しぶりに死にそうな顔で剛士がうちに来たよ!!」
「土曜日・・・。」
「笠原さんと一緒にいたって言うわりには死にそうな顔してた~!!
もう剛士とエッチしたの?」
「・・・してませんよ!!」
「そうなんだ!!
エッチしちゃったから剛士死にそうなのかと思っちゃった!!」
木葉さんがそんなことを言って、意味が分からなかったので私は次の言葉を待った。
「剛士、処女じゃない子とエッチ出来ないからさ!!
笠原さんが処女じゃなくなって絶望したのかと思って~!!」
そう言って木葉さんは大笑いしている・・・。
「あの・・・私、処女ではなくて・・・」
恥ずかしいけれど、木葉さんに伝える。
そんな私に木葉さんは優しい笑顔を向けてくれた。
「ありがとうね。
本当に、ありがとう。」
「えっと・・・?」
「でも!!笠原さんの処女を自分で奪った後、剛士どうすんだろ~!!」
「あの・・・天野さんって、なんでそうなんですか・・・?」
噂は本当らしいので、木葉さんに聞いてみた。
「思春期に、大好きな女のエッチ中の声を聞いちゃったからじゃない?」
「そんなことが・・・」
「大好きな女が自分以外の男とエッチしてる時の声なんて、ショックだし興奮するしでグチャグチャの感情だったんじゃない?
処女だと余裕なくてあんな声も出ないからいいんじゃないの?たぶんだけどね。」
「声が嫌なんですか・・・?」
「その声とか感じちゃってる女の子の反応とかで、大好きな女と重ねちゃう自分が嫌なんじゃない?」
「それだけ好きだったんですね、お姉さんのことが・・・。」
私が小さな声で言うと、木葉さんが驚いた顔をした。
「そんなことまで知ってるの~?」
「・・・え!?
はい、教えてもらって・・・。」
「ちなみに、お兄ちゃんのことも大好きだったけどね~!!
3人でしたかったくらい本気で2人のことを愛してたんだよね!!
出来てたら吹っ切れたのかもしれないけど、出来なかったから逆に辛いのかもね。」
木葉さんが優しく笑いながら私の目の前に立った。
女性だけれど格好良く整う顔を見てドキドキしてしまう・・・。
「よく考えてみれば、そうか・・・。
剛士を見付けたのは笠原さんだけだもんね。」
「え・・・?」
「良い女だね。
これから極上になれる良い女。」
「えっと・・・?」
「輸血、してあげようか。」
木葉さんがそう言いながら私の左腕を持った。
真夏の暑い日差しの中出勤し、人事部の部屋に入る頃には汗だくだった。
ハンカチで汗を拭きながら挨拶をして自分のデスクへ。
それから紙袋に入れた天野さんからお借りしたブラジャーとブラウスを確認し、天野さんのデスクに・・・。
「天野さん、これありがとうございました。」
「ん・・・。」
天野さんが中身を少し見てからデスクの影になる所に置いた。
そんな天野さんを瞬きをしながら見て、私は珈琲店の方へと向かう。
その私の後ろから・・・
「笠原さん!」
木葉さんが追いかけるようについてきた。
珈琲店の掃除を木葉さんも一緒にしてくれる。
しばらく明るく雑談していたら、すごいナチュラルに・・・
「剛士、何かあった?」
と、聞かれた。
明るく笑う木葉さんを瞬きをしながら見て・・・
「傷痕が痛むのかもしれません・・・。」
そう伝えると木葉さんが明るく笑った。
「傷痕って痒くなったり痛くなったりするんだよね~!!
土曜日、久しぶりに死にそうな顔で剛士がうちに来たよ!!」
「土曜日・・・。」
「笠原さんと一緒にいたって言うわりには死にそうな顔してた~!!
もう剛士とエッチしたの?」
「・・・してませんよ!!」
「そうなんだ!!
エッチしちゃったから剛士死にそうなのかと思っちゃった!!」
木葉さんがそんなことを言って、意味が分からなかったので私は次の言葉を待った。
「剛士、処女じゃない子とエッチ出来ないからさ!!
笠原さんが処女じゃなくなって絶望したのかと思って~!!」
そう言って木葉さんは大笑いしている・・・。
「あの・・・私、処女ではなくて・・・」
恥ずかしいけれど、木葉さんに伝える。
そんな私に木葉さんは優しい笑顔を向けてくれた。
「ありがとうね。
本当に、ありがとう。」
「えっと・・・?」
「でも!!笠原さんの処女を自分で奪った後、剛士どうすんだろ~!!」
「あの・・・天野さんって、なんでそうなんですか・・・?」
噂は本当らしいので、木葉さんに聞いてみた。
「思春期に、大好きな女のエッチ中の声を聞いちゃったからじゃない?」
「そんなことが・・・」
「大好きな女が自分以外の男とエッチしてる時の声なんて、ショックだし興奮するしでグチャグチャの感情だったんじゃない?
処女だと余裕なくてあんな声も出ないからいいんじゃないの?たぶんだけどね。」
「声が嫌なんですか・・・?」
「その声とか感じちゃってる女の子の反応とかで、大好きな女と重ねちゃう自分が嫌なんじゃない?」
「それだけ好きだったんですね、お姉さんのことが・・・。」
私が小さな声で言うと、木葉さんが驚いた顔をした。
「そんなことまで知ってるの~?」
「・・・え!?
はい、教えてもらって・・・。」
「ちなみに、お兄ちゃんのことも大好きだったけどね~!!
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出来てたら吹っ切れたのかもしれないけど、出来なかったから逆に辛いのかもね。」
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「よく考えてみれば、そうか・・・。
剛士を見付けたのは笠原さんだけだもんね。」
「え・・・?」
「良い女だね。
これから極上になれる良い女。」
「えっと・・・?」
「輸血、してあげようか。」
木葉さんがそう言いながら私の左腕を持った。
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