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ピンポ─────────ン
601号室のインターフォンを3回押したけれど、ニャンは出てこなかった。
なるべく冷めないうちに食べて欲しいという気持ちもあったけど・・・
「今日は約束するの忘れちゃった・・・。」
602号室に戻り鞄からスマホを取り出そうとする。
ニャンに連絡をしたかったから。
でも・・・
どこにニャンがいるのか強く強く浮かんできた。
そして、ニャンの元へ行った方がいいと、行くべきだと強く強く、強く強く浮かんでくる。
その時・・・
「ニャア─────────....」
と、ネコの鳴き声が聞こえた。
驚きそちらの方を振り向くと、いた・・・。
“ニャン”がいた。
初めて鳴き声を聞き驚きもしたけれど、“ニャン”が美しく佇み宝石のように輝く赤い瞳で見詰めてきた。
その瞳に頷き、私は鍵とパスケースだけを持って急いでニャンの元へと走った。
私の前を走る“ニャン”の背中を追いながら・・・。
601号室のインターフォンを3回押したけれど、ニャンは出てこなかった。
なるべく冷めないうちに食べて欲しいという気持ちもあったけど・・・
「今日は約束するの忘れちゃった・・・。」
602号室に戻り鞄からスマホを取り出そうとする。
ニャンに連絡をしたかったから。
でも・・・
どこにニャンがいるのか強く強く浮かんできた。
そして、ニャンの元へ行った方がいいと、行くべきだと強く強く、強く強く浮かんでくる。
その時・・・
「ニャア─────────....」
と、ネコの鳴き声が聞こえた。
驚きそちらの方を振り向くと、いた・・・。
“ニャン”がいた。
初めて鳴き声を聞き驚きもしたけれど、“ニャン”が美しく佇み宝石のように輝く赤い瞳で見詰めてきた。
その瞳に頷き、私は鍵とパスケースだけを持って急いでニャンの元へと走った。
私の前を走る“ニャン”の背中を追いながら・・・。
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