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ニャンのマンションのエントランス、そこでビアガーデンで一緒に飲んだ男の人と会った翌日。
仕事が終わり早くニャンの家に行きたいと思っていたけれど、事務所の近くの小さなカフェでアイスティーを飲んでいた。
目の前に座る副ちゃんが真剣な顔をしてクリームソーダを見詰めている。
なので、言った。
「大丈夫、上手くいくと思うよ?」
私の言葉に副ちゃんがパッと顔を上げ、可愛い笑顔になった。
「じゃあ、会長もやっぱりあの男子・・・なんだっけ、また名前忘れちゃった!
高校の時にいつも一緒にいたあの男子のこと好きだったんだ!?」
副ちゃんに対して伝えた“大丈夫”だったけれど、そんなことを言われ・・・
少しだけ悩んだけれど、私は小さく頷いた。
「うん、好きだった・・・。」
「そうだよね!?
好きじゃなかったら普通あんなに一緒にいないよね!?
クラスも違うのに毎日一緒にお昼食べてたし、休み時間は必ず2人でイチャイチャしてたもん!!
私かなり寂しかったからね!?」
副ちゃんが勢い良く喋り始め、クリームソーダのアイスクリームをパクパクと食べ始めた。
「ついこの前まであの男子のことをサッパリ忘れてたんだよね。
でも会社の人から飲み会であの男子の話をされて。
ビアガーデンであの男子の隣に座ってた人、私と同じ職場の人なんだよね。
その人が“幼馴染みに画家がいる”とか言って。」
「あの人ニャンと同じマンションに住んでるみたいだね、昨日エントランスで会ったよ。」
「うん、新之助さんから聞いた。」
副ちゃんが嬉しそうな笑顔で私のことを見て、クリームソーダをストローで一口飲んだ後に口を開いた。
「私色々と上手くいってなかったから。
その話を新之助さんにしたら、“俺の幼馴染みの絵を飾っておくと良い”って言われて。」
ニャンのマンションのエントランス、そこでビアガーデンで一緒に飲んだ男の人と会った翌日。
仕事が終わり早くニャンの家に行きたいと思っていたけれど、事務所の近くの小さなカフェでアイスティーを飲んでいた。
目の前に座る副ちゃんが真剣な顔をしてクリームソーダを見詰めている。
なので、言った。
「大丈夫、上手くいくと思うよ?」
私の言葉に副ちゃんがパッと顔を上げ、可愛い笑顔になった。
「じゃあ、会長もやっぱりあの男子・・・なんだっけ、また名前忘れちゃった!
高校の時にいつも一緒にいたあの男子のこと好きだったんだ!?」
副ちゃんに対して伝えた“大丈夫”だったけれど、そんなことを言われ・・・
少しだけ悩んだけれど、私は小さく頷いた。
「うん、好きだった・・・。」
「そうだよね!?
好きじゃなかったら普通あんなに一緒にいないよね!?
クラスも違うのに毎日一緒にお昼食べてたし、休み時間は必ず2人でイチャイチャしてたもん!!
私かなり寂しかったからね!?」
副ちゃんが勢い良く喋り始め、クリームソーダのアイスクリームをパクパクと食べ始めた。
「ついこの前まであの男子のことをサッパリ忘れてたんだよね。
でも会社の人から飲み会であの男子の話をされて。
ビアガーデンであの男子の隣に座ってた人、私と同じ職場の人なんだよね。
その人が“幼馴染みに画家がいる”とか言って。」
「あの人ニャンと同じマンションに住んでるみたいだね、昨日エントランスで会ったよ。」
「うん、新之助さんから聞いた。」
副ちゃんが嬉しそうな笑顔で私のことを見て、クリームソーダをストローで一口飲んだ後に口を開いた。
「私色々と上手くいってなかったから。
その話を新之助さんにしたら、“俺の幼馴染みの絵を飾っておくと良い”って言われて。」
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