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「竜!!!うるせーぞ!!!」
「もう夜なんだから静かにしろ!!」
「オッサンになってもこんな時間に出歩いてるんじゃないよ!!!」
商店街中の至る家からそんな声が聞こえてくるけれど皆姿は出さない。
「いや、いや、だって・・・」
ニャンのお父さんが物凄く挙動不審になりながら周りの家の2階をキョロキョロと見上げていて、私のことを指差している。
そんなことをしているかと思ったら、また私の顔を見てきて・・・
「え────────!!!!?」
と、また叫び。
「竜!!!」
「相変わらずうるさい男だね~!!!」
「早く寝ろ!!!」
そんな声がまた聞こえてくる中、若い男女の笑い声もいくつか聞こえてくるように思う。
そんな声にニャンのお父さんはまたオロオロとしながら周りを見渡し、「いや、でも・・・」と呟き私のことを慎重な様子で見てきた。
そして、やっぱり・・・
「え────────!!!!?」
「「「「「「竜!!!!」」」」」」
商店街中から怒鳴り声が聞こえ、それには私も大笑いをしてしまった。
大笑いをしている私の顔を食い入るように見て、ニャンのお父さんが照れたような顔になってパッと手を離してきた。
やっと私の二の腕がスッと冷たくなり、火傷をしていないか確認をしてしまった。
当たり前だけど火傷はしていなかったけれど・・・。
「ごめんごめん、いや~、ビックリした!!」
「私の方がビックリしましたけどね?
奥さんの素顔に似ていたりしますか?」
そう言って自分の頬を両手で覆った。
ニャンの家の浴室にあった化粧落としで素顔になった頬を。
「もう夜なんだから静かにしろ!!」
「オッサンになってもこんな時間に出歩いてるんじゃないよ!!!」
商店街中の至る家からそんな声が聞こえてくるけれど皆姿は出さない。
「いや、いや、だって・・・」
ニャンのお父さんが物凄く挙動不審になりながら周りの家の2階をキョロキョロと見上げていて、私のことを指差している。
そんなことをしているかと思ったら、また私の顔を見てきて・・・
「え────────!!!!?」
と、また叫び。
「竜!!!」
「相変わらずうるさい男だね~!!!」
「早く寝ろ!!!」
そんな声がまた聞こえてくる中、若い男女の笑い声もいくつか聞こえてくるように思う。
そんな声にニャンのお父さんはまたオロオロとしながら周りを見渡し、「いや、でも・・・」と呟き私のことを慎重な様子で見てきた。
そして、やっぱり・・・
「え────────!!!!?」
「「「「「「竜!!!!」」」」」」
商店街中から怒鳴り声が聞こえ、それには私も大笑いをしてしまった。
大笑いをしている私の顔を食い入るように見て、ニャンのお父さんが照れたような顔になってパッと手を離してきた。
やっと私の二の腕がスッと冷たくなり、火傷をしていないか確認をしてしまった。
当たり前だけど火傷はしていなかったけれど・・・。
「ごめんごめん、いや~、ビックリした!!」
「私の方がビックリしましたけどね?
奥さんの素顔に似ていたりしますか?」
そう言って自分の頬を両手で覆った。
ニャンの家の浴室にあった化粧落としで素顔になった頬を。
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