【完】急にプロポーズをされたので・・・念の為付き合うのに、付き合って貰った2ヶ月間

Bu-cha

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翌日、瑠美が仕事から帰ってから・・・久しぶりに俺の家で料理を作ってくれた。



ダイニングテーブルに並んだのは、白米とほんの少しの鶏肉。



「味付けは、塩だけ。」



瑠美はそう言って、いつも座っていた俺の前の席に座る。
そんな瑠美の前にも、俺と同じメニューが置かれていた。



「一緒に食べよう、一成君。
これから夜は毎日、土日も毎日、私も一緒の物を食べるから。」



「瑠美は・・・もっとちゃんと食べた方がいいよ。」



「それは、一成君も同じでしょ?」



「・・・これ食べて、俺死なないかな。」



「すぐに、救急車を呼ぶから。
それに検査の結果、もう数値は下がってる。
体調を整えておくことの方が、これからは大切だから。」



瑠美は両手を合わせ“いただきます”と言って、お箸を持つ。



そして、食べ始めた。



俺も慌ててで“いただきます”をして・・・恐る恐る鶏肉を少しだけ食べる。
瑠美はいつも・・・俺を待たないから。



「食べ終わったら30分はよく様子を見よう。
その後もよく見ておくから、勉強しながら。」



「勉強?」



「今日から、次の試験に向けての勉強始めるから。
2年生だとまだ数学とかあるからそれは無理だけど・・・お兄ちゃんを召還してる。
後から来てくれるよ。」




驚き、瑠美を見ると・・・




「明日から学校も行こうね。
スマホも解約して貰ったんでしょ?
学校には勉強をしに行くんだから、スマホなんて必要ないから。
話したいことがあれば、学校で“友達”と直接話せばいい。」



「うん・・・。直接話す。
電話とかメッセージとか・・・しんどかった。」



でも・・・




「瑠美と・・・連絡出来なくなった。」



「私と連絡する暇もないくらい、学校ではちゃんと勉強して、友達と話してきて?
それで帰ってきたら、私と一緒にご飯食べよう。
それで・・・勉強しよう。」
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