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「・・・どう?」
試着室の扉を開け、一成に競泳用の水着姿を見せる。
上半身はタンクトップみたいになっているけれど、膝の上まで覆われている物。
大学生になってから趣味で泳いでいた時、それと約1ヶ月前までは1年くらいはこのタイプの水着で泳いでいた。
「うん、似合ってる。
相変わらず綺麗な身体してる・・・。」
「綺麗な、身体か・・・。
この前もそんなこと言って貰ったな。」
「・・・誰に?身体見せたの?」
一成が・・・怒りながら私のことを見てくるので、笑ってしまった。
「夏生さん。青田夏生さん。
会社の前で初めてお会いして、その時に“綺麗な身体してる”って。」
「夏生さんか、少し話したことある。
何度かうちのセンターにも来てくれて、部員達に差し入れしてくれてる。」
「素敵な人だった、憧れちゃう。
でも、そんな夏生さんから言って貰ったの。」
両手を少し広げて、一成に笑い掛ける。
「私の身体って、“あの頃を懐かしくさせる綺麗な身体してる”って。
中学や高校生の頃の、1番輝いていた人生を思い出させるって、そう言ってくれた。」
真面目な顔をして私を見詰める一成に、聞く。
「一成は私の身体を見て、懐かしく思ってた?」
「そんなこと、思ったことない。」
その返事に、私も真面目な顔をして頷く。
「一成の身体は、人生は、高校2年生で止まったままだから。」
試着室の扉を開け、一成に競泳用の水着姿を見せる。
上半身はタンクトップみたいになっているけれど、膝の上まで覆われている物。
大学生になってから趣味で泳いでいた時、それと約1ヶ月前までは1年くらいはこのタイプの水着で泳いでいた。
「うん、似合ってる。
相変わらず綺麗な身体してる・・・。」
「綺麗な、身体か・・・。
この前もそんなこと言って貰ったな。」
「・・・誰に?身体見せたの?」
一成が・・・怒りながら私のことを見てくるので、笑ってしまった。
「夏生さん。青田夏生さん。
会社の前で初めてお会いして、その時に“綺麗な身体してる”って。」
「夏生さんか、少し話したことある。
何度かうちのセンターにも来てくれて、部員達に差し入れしてくれてる。」
「素敵な人だった、憧れちゃう。
でも、そんな夏生さんから言って貰ったの。」
両手を少し広げて、一成に笑い掛ける。
「私の身体って、“あの頃を懐かしくさせる綺麗な身体してる”って。
中学や高校生の頃の、1番輝いていた人生を思い出させるって、そう言ってくれた。」
真面目な顔をして私を見詰める一成に、聞く。
「一成は私の身体を見て、懐かしく思ってた?」
「そんなこと、思ったことない。」
その返事に、私も真面目な顔をして頷く。
「一成の身体は、人生は、高校2年生で止まったままだから。」
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