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「瑠美!!」
サポート支援センターのスタッフルームの扉をノックして開けると、1人で仕事をしている一成が嬉しそうに立ち上がった。
「お疲れ様。
夜のお弁当、持ってきたよ。」
「マジでありがとう、腹減ってた!」
月曜日の今日は、一成が23時まで勤務の日。
夜のお弁当を持っていく約束をしていた。
「夜だから、食べられる物だけ。
おかかのおにぎりと昆布のおにぎり、大きめにしてる。
あとは金平ごぼうと、ほうれん草とお豆腐の和え物。
調味料はお醤油とお塩だけ。
昆布は市販のやつだけど、大丈夫?」
「うん、ありがとう!」
一成が嬉しそうに、お弁当の入っている袋を覗いている。
それから、真面目な顔になって私を見下ろした。
「瑠美と一緒にいるようになってから、凄い調子良い。」
「本当・・・?
夜、シングルベッドで眠れてる?」
「爆睡!!!」
「確かに寝相悪いもんね。」
2人で笑ってから、顔色が良いというか・・・ハツラツさが増した一成の顔を見る。
それにも笑いながら、念の為報告をした。
「今日、法務部長に一成と付き合ってること念の為報告したから。」
「マジで!?そういうのアリ!?」
「一応ね。社内恋愛で・・・もしも、何かあったら部長にも迷惑掛けるかもしれないから。」
「俺も誰かに報告する!!」
「一成は自分が部長だから、必要ないんじゃない?」
「瑠美は、秘密にしたい・・・?」
サポート支援センターのスタッフルームの扉をノックして開けると、1人で仕事をしている一成が嬉しそうに立ち上がった。
「お疲れ様。
夜のお弁当、持ってきたよ。」
「マジでありがとう、腹減ってた!」
月曜日の今日は、一成が23時まで勤務の日。
夜のお弁当を持っていく約束をしていた。
「夜だから、食べられる物だけ。
おかかのおにぎりと昆布のおにぎり、大きめにしてる。
あとは金平ごぼうと、ほうれん草とお豆腐の和え物。
調味料はお醤油とお塩だけ。
昆布は市販のやつだけど、大丈夫?」
「うん、ありがとう!」
一成が嬉しそうに、お弁当の入っている袋を覗いている。
それから、真面目な顔になって私を見下ろした。
「瑠美と一緒にいるようになってから、凄い調子良い。」
「本当・・・?
夜、シングルベッドで眠れてる?」
「爆睡!!!」
「確かに寝相悪いもんね。」
2人で笑ってから、顔色が良いというか・・・ハツラツさが増した一成の顔を見る。
それにも笑いながら、念の為報告をした。
「今日、法務部長に一成と付き合ってること念の為報告したから。」
「マジで!?そういうのアリ!?」
「一応ね。社内恋愛で・・・もしも、何かあったら部長にも迷惑掛けるかもしれないから。」
「俺も誰かに報告する!!」
「一成は自分が部長だから、必要ないんじゃない?」
「瑠美は、秘密にしたい・・・?」
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