138 / 166
9
9-8
しおりを挟む
それを聞き・・・
私はお兄ちゃんからパッと視線を逸らして立ち上がった。
「そうなんだ。」
「羽鳥さんってアイツと結構仲良いんだよな。
アイツも今羽鳥さんのことで色々と動いてるとは聞いてて・・・」
「お兄ちゃん。」
お兄ちゃんの話を遮り、私の部屋の扉を開きお兄ちゃんに振り向いた。
「もう出てって。」
「何でそんなに怒ってるんだよ?」
「別に怒ってない。」
「どう見ても怒ってるだろ、どうしたんだよ?」
お兄ちゃんが立ち上がり、私の目の前まで歩いてきて・・・
私のことを真っ直ぐと見下ろしてきた。
「アイツと何かあっただろ?
純愛からアイツとの話を聞いてから、いつも俺だけが怒っててお前は1度も怒ったことなんてない。」
砂川さんから“セフレ”という言葉が出てきた日、私は泣きながら家に帰って来た。
そして偶然にもお兄ちゃんにその場面を見られてしまい問い詰められ、私は砂川さんとの話をしてしまった。
砂川さんの名前まで聞き出されたのはお兄ちゃんは“残念な兄”だけど仕事は出来る人らしいから。
“残念な兄”であり“仕事は出来る兄”が私のことをジッと見詰め、口を開いた。
「さっき、駅で“純”に会った。」
お兄ちゃんが言う“純”とは田代のこと。
私が田代にエッチをして欲しいとお願いした日から、たまに田代からメッセージは届いていた。
“砂川さんとセックスをしたのか”
“したなら砂川さんにお礼の品を持っていくからちゃんと報告しろよ”
そんなバカみたいなメッセージが届き、その度に私は否定の文を返していた。
田代からどこまで聞いたのか“怖い”と思うくらい、お兄ちゃんの顔が凄く怖くなった。
「セフレから付き合うパターンなんてほぼナイ。」
「ほぼって・・・。
そこは“絶対にナイ”って言ってくれた方が私も安心出来るんだけど。」
お兄ちゃんにそう返してから、“ほぼ”と言ったお兄ちゃんに笑顔を作って笑い掛ける。
「“ほぼ”なら可能性がゼロじゃないってことでしょ?」
「・・・“ほぼ”ナイんだよ。
“ほぼ”ゼロ。」
「少しだけでも希望を残したいからって“ほぼ”って言わないでよ。」
「うるせーな。」
お兄ちゃんだって仕事は出来るだろうけど、私だって出来た。
私だってめちゃくちゃ仕事をしてきた。
久しぶりに“こういう手応え”を感じ、自然に笑ってしまった。
「田代のお姉ちゃんに“付き合って欲しい”って言えば良いじゃん。」
自然に笑いながら、昔はお兄ちゃんとめちゃくちゃ仲が良かった田代のお姉ちゃんのことを口にした。
「“エッチしてから田代のお姉ちゃんのことが好きになった”って、言ってみれば良いじゃん。
見た目は全然タイプじゃないスラッとした美人系だけど、女の子女の子してる中身が好きになったって、早く言えば良かったのに。」
私の言葉にお兄ちゃんはイライラとした顔を隠すことなく部屋から出ていこうとする。
「“ほぼ”なんでしょ?
“絶対”じゃないなら付き合えるかもしれないじゃん。」
「うるさい、お前がそれを言うな。」
「昔から“見た目がタイプじゃない”って田代のお姉ちゃんに言いまくってたお兄ちゃんが悪いのに私に当たらないでよ。」
私の部屋の扉から出ていこうとしているお兄ちゃんの背中に続ける。
「田代のお姉ちゃんが私のことを好きになったのは、私がお兄ちゃんと似たような見た目で田代のお姉ちゃんが欲しかった言葉をお兄ちゃんの代わりにあげてたからじゃないの?」
「そんな簡単な話じゃない。
あいつは昔も今も俺のことを異性としては好きじゃない。」
「私のだってそんな簡単な話じゃない。
だから何も言わないで。
仕事のことも、あの人のことも、お兄ちゃんは何も言わないで。」
“勝った”
そう思いながらお兄ちゃんの背中に笑い掛けたら、お兄ちゃんがゆっくりと振り向いてきた。
その顔は何故か余裕の笑顔で・・・
「俺は純愛の兄だからな。
“お兄ちゃん”だから口出ししまくって良いんだよ。」
全然意味が分からない理屈を自信満々な顔で言われそれに文句を言おうとしたら・・・
私の部屋の扉は閉まった。
それにはムカつきすぎて扉を勢い良く開き・・・
「羽鳥さんって婚約者いるから!!!」
自分の部屋の扉を開けようとしていたお兄ちゃんに叫んだ。
「砂川さんって羽鳥さんの婚約者だから!!
だから私は砂川さんとはもう何もない!!!
私は“ほぼ”じゃなくて“絶対”にナイ!!!」
私の叫びにお兄ちゃんは凄く驚いた顔をしていて、“勝った”と思いながらも泣いた。
「望に迷惑が掛かるから絶対に秘密にしてよ!!!」
最後に1つ付け足し、扉を勢い良く閉めた。
そして・・・
「普通のお兄ちゃんが・・・普通どころか“残念な兄”が選ばれるわけないじゃん・・・!!!!
絶対に選ばれるわけないじゃん・・・!!!!」
生理が始まりイライラは終わったはずなのに、どうしようもなくイライラとしてしまい扉を閉めてからも叫んだ。
砂川さんから絶対に選ばれなかった“残念な私”が、号泣しながら叫んだ。
私はお兄ちゃんからパッと視線を逸らして立ち上がった。
「そうなんだ。」
「羽鳥さんってアイツと結構仲良いんだよな。
アイツも今羽鳥さんのことで色々と動いてるとは聞いてて・・・」
「お兄ちゃん。」
お兄ちゃんの話を遮り、私の部屋の扉を開きお兄ちゃんに振り向いた。
「もう出てって。」
「何でそんなに怒ってるんだよ?」
「別に怒ってない。」
「どう見ても怒ってるだろ、どうしたんだよ?」
お兄ちゃんが立ち上がり、私の目の前まで歩いてきて・・・
私のことを真っ直ぐと見下ろしてきた。
「アイツと何かあっただろ?
純愛からアイツとの話を聞いてから、いつも俺だけが怒っててお前は1度も怒ったことなんてない。」
砂川さんから“セフレ”という言葉が出てきた日、私は泣きながら家に帰って来た。
そして偶然にもお兄ちゃんにその場面を見られてしまい問い詰められ、私は砂川さんとの話をしてしまった。
砂川さんの名前まで聞き出されたのはお兄ちゃんは“残念な兄”だけど仕事は出来る人らしいから。
“残念な兄”であり“仕事は出来る兄”が私のことをジッと見詰め、口を開いた。
「さっき、駅で“純”に会った。」
お兄ちゃんが言う“純”とは田代のこと。
私が田代にエッチをして欲しいとお願いした日から、たまに田代からメッセージは届いていた。
“砂川さんとセックスをしたのか”
“したなら砂川さんにお礼の品を持っていくからちゃんと報告しろよ”
そんなバカみたいなメッセージが届き、その度に私は否定の文を返していた。
田代からどこまで聞いたのか“怖い”と思うくらい、お兄ちゃんの顔が凄く怖くなった。
「セフレから付き合うパターンなんてほぼナイ。」
「ほぼって・・・。
そこは“絶対にナイ”って言ってくれた方が私も安心出来るんだけど。」
お兄ちゃんにそう返してから、“ほぼ”と言ったお兄ちゃんに笑顔を作って笑い掛ける。
「“ほぼ”なら可能性がゼロじゃないってことでしょ?」
「・・・“ほぼ”ナイんだよ。
“ほぼ”ゼロ。」
「少しだけでも希望を残したいからって“ほぼ”って言わないでよ。」
「うるせーな。」
お兄ちゃんだって仕事は出来るだろうけど、私だって出来た。
私だってめちゃくちゃ仕事をしてきた。
久しぶりに“こういう手応え”を感じ、自然に笑ってしまった。
「田代のお姉ちゃんに“付き合って欲しい”って言えば良いじゃん。」
自然に笑いながら、昔はお兄ちゃんとめちゃくちゃ仲が良かった田代のお姉ちゃんのことを口にした。
「“エッチしてから田代のお姉ちゃんのことが好きになった”って、言ってみれば良いじゃん。
見た目は全然タイプじゃないスラッとした美人系だけど、女の子女の子してる中身が好きになったって、早く言えば良かったのに。」
私の言葉にお兄ちゃんはイライラとした顔を隠すことなく部屋から出ていこうとする。
「“ほぼ”なんでしょ?
“絶対”じゃないなら付き合えるかもしれないじゃん。」
「うるさい、お前がそれを言うな。」
「昔から“見た目がタイプじゃない”って田代のお姉ちゃんに言いまくってたお兄ちゃんが悪いのに私に当たらないでよ。」
私の部屋の扉から出ていこうとしているお兄ちゃんの背中に続ける。
「田代のお姉ちゃんが私のことを好きになったのは、私がお兄ちゃんと似たような見た目で田代のお姉ちゃんが欲しかった言葉をお兄ちゃんの代わりにあげてたからじゃないの?」
「そんな簡単な話じゃない。
あいつは昔も今も俺のことを異性としては好きじゃない。」
「私のだってそんな簡単な話じゃない。
だから何も言わないで。
仕事のことも、あの人のことも、お兄ちゃんは何も言わないで。」
“勝った”
そう思いながらお兄ちゃんの背中に笑い掛けたら、お兄ちゃんがゆっくりと振り向いてきた。
その顔は何故か余裕の笑顔で・・・
「俺は純愛の兄だからな。
“お兄ちゃん”だから口出ししまくって良いんだよ。」
全然意味が分からない理屈を自信満々な顔で言われそれに文句を言おうとしたら・・・
私の部屋の扉は閉まった。
それにはムカつきすぎて扉を勢い良く開き・・・
「羽鳥さんって婚約者いるから!!!」
自分の部屋の扉を開けようとしていたお兄ちゃんに叫んだ。
「砂川さんって羽鳥さんの婚約者だから!!
だから私は砂川さんとはもう何もない!!!
私は“ほぼ”じゃなくて“絶対”にナイ!!!」
私の叫びにお兄ちゃんは凄く驚いた顔をしていて、“勝った”と思いながらも泣いた。
「望に迷惑が掛かるから絶対に秘密にしてよ!!!」
最後に1つ付け足し、扉を勢い良く閉めた。
そして・・・
「普通のお兄ちゃんが・・・普通どころか“残念な兄”が選ばれるわけないじゃん・・・!!!!
絶対に選ばれるわけないじゃん・・・!!!!」
生理が始まりイライラは終わったはずなのに、どうしようもなくイライラとしてしまい扉を閉めてからも叫んだ。
砂川さんから絶対に選ばれなかった“残念な私”が、号泣しながら叫んだ。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
Untangl~秘密の場所で逢いましょう~
猫田けだま
恋愛
17歳の夏の終わり。
家庭に居場所がなく、クラスでも浮いていた美緒と透吾は、偶然に使われていない弓道場を〝避難場所〟として共有することになる。
かたくなだった互いの心は、肩を寄せ合うことで少しずつやわらかに形を変えていくが……。
高校生編と社会人編の2部作です。
画像は、にじジャーニーさんで作成しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
【完】拳に愛を込めて(カットページ掲載済2023.4.30、詳細は内容欄に記載)
Bu-cha
恋愛
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高29位
新卒で入社をした製薬会社。
人事部に配属をされ初めての採用活動。
そこに突然来たのは派遣(?)の男性。
その派遣の男性からガンガン攻められることになった・・・。
関連物語
『秋の夜長に見る恋の夢』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高17位
エブリスタにて恋愛トレンドランキング最高21位
『交際0日で結婚!指輪ゲットを目指しラスボスを攻略してゲームをクリア』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高13位
『幼馴染みの小太郎君が、今日も私の眼鏡を外す』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高8位
『この夏、人生で初めて海にいく』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高32位
『女神達が愛した弟』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高66位
『初めてのベッドの上で珈琲を』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高 12位
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高9位
他サイトでのカットページ:16-15~16-17
私の物語は全てがシリーズになっておりますが、どれを先に読んでも楽しめるかと思います。
伏線のようなものを回収していく物語ばかりなので、途中まではよく分からない内容となっております。
物語が進むにつれてその意味が分かっていくかと思います。
オ ト ナ の事情。~人気アイドル × 人気モデル、今日から “ワケあり” な同棲始めます!~
月野アナ
恋愛
【”スキ” と言えない距離が切ない、ワケあり同棲ラブコメディー】
オトナの恋は、複雑な事情で溢れてる──それは甘くて、切なくて、誰にも秘密の期限付きの恋
***
人気アイドルグループ BLUE のボーカルとして活躍する向坂宏之(コウサカ ヒロユキ)は、ひょんなことからドラマの共演者である狭間ルナ(ハザマ ルナ)と同棲することになってしまう。しかし、7つも年下のルナは、28歳の宏之にはとても理解のできない超自由人!
最初はそんなルナのマイペースに戸惑いを隠せず調子を狂わされているばかりの宏之だったけれど、ぎこちない同棲生活の中でその飾らない素顔とミステリアスな過去に触れ、次第に惹かれていってしまう。ところが、通い合い始める二人の心とは裏腹に、実はルナにはあるタイムリミットが迫っていて……?!
本当のことなんて誰も知らない。日本中が見守ったビッグ・カップルの、切なすぎる恋の始まり。
***
人気アイドル × 人気モデル、今日から “ワケあり” な同棲始めます!
《明るい君が 困ったように笑うから、俺は好きなんて言わないと決めた》

すり替えられた公爵令嬢
鈴蘭
恋愛
帝国から嫁いで来た正妻キャサリンと離縁したあと、キャサリンとの間に出来た娘を捨てて、元婚約者アマンダとの間に出来た娘を嫡子として第一王子の婚約者に差し出したオルターナ公爵。
しかし王家は帝国との繋がりを求め、キャサリンの血を引く娘を欲していた。
妹が入れ替わった事に気付いた兄のルーカスは、事実を親友でもある第一王子のアルフレッドに告げるが、幼い二人にはどうする事も出来ず時間だけが流れて行く。
本来なら庶子として育つ筈だったマルゲリーターは公爵と後妻に溺愛されており、自身の中に高貴な血が流れていると信じて疑いもしていない、我儘で自分勝手な公女として育っていた。
完璧だと思われていた娘の入れ替えは、捨てた娘が学園に入学して来た事で、綻びを見せて行く。
視点がコロコロかわるので、ナレーション形式にしてみました。
お話が長いので、主要な登場人物を紹介します。
ロイズ王国
エレイン・フルール男爵令嬢 15歳
ルーカス・オルターナ公爵令息 17歳
アルフレッド・ロイズ第一王子 17歳
マルゲリーター・オルターナ公爵令嬢 15歳
マルゲリーターの母 アマンダ
パトリシア・アンバタサー エレインのクラスメイト
アルフレッドの側近
カシュー・イーシヤ 18歳
ダニエル・ウイロー 16歳
マシュー・イーシヤ 15歳
帝国
エレインとルーカスの母 キャサリン帝国の侯爵令嬢(皇帝の姪)
キャサリンの再婚相手 アンドレイ(キャサリンの従兄妹)
隣国ルタオー王国
バーバラ王女
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる