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「おちんちん、どうしたの・・・?」



「どうしたのって?」



砂川さんが笑いながら私の手を離し、スーツのベルトも外していく。



「どうしてそんなに大きくなってるの?」



「キスをしてる時からこうなってたよ。
演技の話の時には1度縮こまったけど。
“純ちゃん”と・・・“純愛ちゃん”とセックスが出来るってなったら大きくなるよ。」



「おちんちんまで自在に動かせるくらい変わったの?」



下半身まで演技が出来るようになっていることに驚き、スーツのズボンとボクサーパンツを一気に下げた砂川さんの下半身をマジマジと観察しながら聞いて・・・



「・・・・っ」



現れた砂川さんのモノを見て息を飲んだ。



明るいトコロで砂川さんのモノを見たのも初めてで、それにもビックリとしたけど・・・



私が知っている砂川さんのモノではない、別人のモノとしか思えないようなモノが砂川さんの身体にはついていたから。



「おちんちん・・・大きくする手術とかしたの・・・?」



そんな有り得ないようなことを聞いた後に自分の胸を両手で触った。



「私も豊胸手術くらいしておけばよかった・・・。」



砂川さんはこんなにも色々と変わったのに、私は少し“悪い女”になっただけ。



楽しそうに笑う砂川さんの顔から視線を逸らし、口を開いた。



「羽鳥さんの胸って本物なのかな・・・。
あんなに細いのに胸は大きくて、豊胸手術とかしてるのかな・・・。」



何でか凄く悔しくなってきて、そんな言葉が出て来てしまう。



「俺は胸の大きさとか全く興味はないよ。
“純ちゃん”の、“純愛ちゃん”の胸ならどんな胸でも好きだよ。」



砂川さんが名演技を続けながら私の両手を優しく掴んだ。



そしてその両手を胸から離そうとしてくる。



「砂川さん、怖い・・・。」



「彼氏の所に戻らないでいいよ。
俺だって“純ちゃん”の・・・“純愛ちゃん”の心を愛せるし、セックスをして身体も愛することが出来るよ。
このまま俺の所に戻ってくればいい。」



そんなことを言われ、また涙を流しながら砂川さんの両手から必死に抵抗をする。



「怖いことは言わないで・・・。
本当に砂川さんのトコロに戻ったら困るくせに・・・。」



「俺は何も困らないよ。
このままずっと一緒にいよう、“純ちゃん”。」



砂川さんが私のことを“純ちゃん”と呼んで、そんなことまで言ってくる。



胸の前にある私の両手を強い力で掴み続けたまま、砂川さんが必死な顔で演技を続けてくる。



「“純ちゃん”と会えなくなってから気付いた。
“純ちゃん”が俺の所に戻ってこなくなってから気付いた。」



私の身体に覆い被さる砂川さんの両手が少し震えてきた。
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