その理由を教えて

Bu-cha

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「ギリギリ間に合った・・・!!」



なんとか学校に間に合う電車へと乗り込めた。



「杏が途中で反対に曲がらなかったら,もっと余裕だっただろ。
どうやったら1年も同じ道通って間違えるんだよ?」



龍二からそう指摘されそれには何も言い返せない。
あたしは酷過ぎる方向音痴だから。



「うるさい!!
龍二が早く洗面所から退いたらなんの問題もなかったじゃん!!」



「あれくらいでムキになる杏が悪いんだろ?」



「あれくらいって!!龍二がぼっ・・」



「杏!!」



あたしの口を龍二に後ろから手で塞がれ、ココが電車の中で、更に卑猥な言葉を言おうとしていたことにやっと気付いた。
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