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信じられないくらい痛くて、身体が強張る・・・
止められてしまうかもと心配になった・・・。



「ぶつけるよ・・・?」



そう、拓実から聞いてくれ・・・
私は痛みの中で何度も頷く・・・。



拓実も何故か苦しそうな顔をして、でも幸せそうな顔でもあって・・・



そんな顔で、激しく・・・



激しすぎるくらいに、ぶつけてきた・・・。



何度も何度も・・・。



これは流石に痛くて・・・



痛すぎて・・・



苦しすぎて・・・。



でも、私には必要な感覚で・・・。



それを・・・拓実に勉強させてもらえたことが幸せだと思った。



「あぁ・・・っ響ちゃん・・・っ」



拓実が私の顔の近くで私を見詰めながら、結構大きめの声を何度も漏らし、私を“響ちゃん”と何度も呼ぶ・・・。



「あぁ・・・っ、ハァッ・・・そろそろっ・・・。
・・・終わりたくないな・・・っ」



私の顔にポタポタと水が落ちてきた。
汗かと思ったら、それは涙で・・・。



「なんだか・・・消えてしまいそうで・・・。
今日が終わったら、消えてしまいそうで・・・。」



激しくぶつけられる中、その言葉に私は拓実の背中に強く手を回す。




拓実も私を強く抱き締め、あんなに激しかったのにもっと大きく激しくぶつけてきた。




「ああ・・・っひびきちゃ・・・っっ・・・ああっっ!!!」




この人からこんな声が吐き出されることは意外で・・・。
泣きながら、こんな声が・・・。
ずっと響いていて・・・。




「連絡する・・・っっ!!
絶対に連絡するから・・・っ!!!
会おうっ、全部に・・・っまた!!!
会いたい、また・・・響ちゃんにっっ!
ああ・・・っっあ────っ!!!」




私の耳元で、最後にそう吐き出した・・・。
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