【完】可愛くて美味しい真理姉

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「あ・・・！！！！」



和君と光一にカメラを向けた理子が、慌ててカメラを床の方に向け・・・



「今、ライブ配信してるから！！」



と・・・。



そんな・・・私も聞いていないことを言ってきた・・・。



「ごめん、真理姉が緊張すると思ったから言ってなくて・・・！！」



「そうなんだ・・・ごめん、私も和君に今日撮影するって・・・言ってなかった・・・。」



土曜日と日曜日は肌のお休みなのでメイクの撮影はしない。
リビングで料理を作ったりトレーニングをしたりする撮影はしているけれど、土曜日なのに今日は理子からメイクの練習をしようと言われていた。



その理由は、初めてのライブ配信だったかららしい・・・。



それが分かり一気に緊張した時、理子が開いていたパソコンを見ながら笑いだした。



「チャットが盛り上がってる！！
“2人ともイケメンすぎる！”
“どっちがカズ君！？”
“コウイチがあの見た目でズカズカ言うなら許す！！”だって！！」



そんなことを言いながら、カメラを下に向けたまま理子が和君に笑い掛けた。



「平日2日間こっちの仕事も引き続きしてるのに、土曜日も仕事させてるから和君怒ってる？」



「そうじゃないけど・・・いや、それもあるな。
やるなら俺の家の方にしろよ、まり姉も引っ越してくるからな。」



「は～い、次回からは和君の高級マンションにお邪魔しま～す！
このドレッサーも持っていくしね！！
それで、本題は？」



理子がそう聞くと、光一が手に持っていた袋を私の方に向けてきた。