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そう小さく呟いた時・・・
副社長室の扉が開いた音が聞こえた。
「和雄がそんなに項垂れてるの珍しいね。」
「項垂れるだろ・・・。」
「岩渕さんが淫らな格好なのに“コウイチ”と抱き付いてたから?」
「それもな・・・!!!」
出社してすぐに増田に怒りながら話した内容を言ってきて、俺は怒りながら顔を上げた。
そしたら、増田がニヤニヤとした顔で俺を見ている。
「普通、あんな格好なのに弟に抱き付くか!?
弟もあんな風に抱き締めるかよ!?」
「俺は女の子のきょうだいがいないから想像も出来ないけどね。
でも、“コウイチ”は岩渕さんを“母親”って言ってたんでしょ?」
「言ってたけど・・・今思い出しても精神が乱れてくる・・・。
あの後、何も起きてねーよな・・・?」
「それは俺じゃなくて岩渕さん本人に聞いてみなよ。」
増田が自分のスマホを、画面が開いている状態で俺に渡してきた。
そこには、メッセージが・・・。
メッセージのやり取りが多々あって・・・。
そのメッセージの最後を読み、俺は勢いよく立ち上がり・・・
走り出した・・・。
「あいつにお礼言っとけ!!」
「ついでに自分で言いなよ。」
「少しでも話したら変な噂が立つから無理!!」
それだけ言って、副社長室の扉を開けた・・・。
和雄side.........
副社長室の扉が開いた音が聞こえた。
「和雄がそんなに項垂れてるの珍しいね。」
「項垂れるだろ・・・。」
「岩渕さんが淫らな格好なのに“コウイチ”と抱き付いてたから?」
「それもな・・・!!!」
出社してすぐに増田に怒りながら話した内容を言ってきて、俺は怒りながら顔を上げた。
そしたら、増田がニヤニヤとした顔で俺を見ている。
「普通、あんな格好なのに弟に抱き付くか!?
弟もあんな風に抱き締めるかよ!?」
「俺は女の子のきょうだいがいないから想像も出来ないけどね。
でも、“コウイチ”は岩渕さんを“母親”って言ってたんでしょ?」
「言ってたけど・・・今思い出しても精神が乱れてくる・・・。
あの後、何も起きてねーよな・・・?」
「それは俺じゃなくて岩渕さん本人に聞いてみなよ。」
増田が自分のスマホを、画面が開いている状態で俺に渡してきた。
そこには、メッセージが・・・。
メッセージのやり取りが多々あって・・・。
そのメッセージの最後を読み、俺は勢いよく立ち上がり・・・
走り出した・・・。
「あいつにお礼言っとけ!!」
「ついでに自分で言いなよ。」
「少しでも話したら変な噂が立つから無理!!」
それだけ言って、副社長室の扉を開けた・・・。
和雄side.........
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