【完】可愛くて美味しい真理姉

Bu-cha

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それで分かった・・・。



終わらせるつもりなのだと分かった・・・。



本当に、終わらせるつもりなのだと分かった・・・。



俺は“ありがとう”としか言わなかったから・・・。



全てが勘違いだと思っているから・・・。



その全てを訂正したいけど・・・



でも、俺に忘れていて欲しいとスマホの中のまり姉は何度も言っていて・・・。



俺には・・・



俺には・・・



最初から恋愛を始めるしかなくて・・・。



そんなことをグルグルと考えながら、空っぽになった容器を拾い上げる・・・。



拾い上げ、それを両手で抱えていた時・・・



ゴミ袋を持ったまり姉がリビングに戻ってきた。



そして、俺がまだ裸だからか目を逸らそうとしてきて・・・



その瞬間、俺は声を出した・・・。



「これは彼女の物なので捨てないでください。」



そう、声を出した・・・。



そんな俺に・・・まり姉は少し呆然とした様子で、俺が抱えていた空っぽの容器を眺めていて・・・



「申し訳、ありません・・・。
次に来る時に・・・買ってきます・・・。」



まり姉のそんな様子には少し驚き・・・



「いや、ごめん・・・。
俺が外に出てる物は捨てていいって言ったので、すみません・・・。」



俺がそう言ってしまったので、まり姉もショックを受けたのだと思いすぐに謝った。



「これは・・・大好きな彼女の物なので・・・。
今日、また俺が買ってくるので。」



「はい・・・。」



まり姉はそう答え・・・呆然とした様子で、キッチンの中に入っていった・・・。
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