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「初め、まして・・・まり姉です・・・。」
俺が真理を・・・“まり姉”を見詰めたまま止まっていたら、まり姉がそう言ってきた。
11月の“舞踏会”から会えることはなかったまり姉がそう言ってきた・・・。
“初めまして”と、そう言ってきた・・・。
長い前髪の隙間から見える目、その目を驚いたように見開いているまり姉が、そう言ってきて・・・
仕事をするのだと、気付いた・・・。
この反応からしてまり姉も俺が客だと知らなかったようで・・・。
それでも、仕事はしないといけないので・・・。
まり姉が少しでも仕事がしやすいよう、俺も客として接することにする。
“応援させてよ・・・俺にも・・・。
ずっと、誰よりも応援するから・・・。”
キャリアステージOneTwoで派遣登録をし家事代行の仕事をしていると分かった時、俺は真理にそう言った・・・。
だから、応援しようと思う・・・。
別れる直前の彼氏の家に派遣されてしまったまり姉が、少しでも仕事がしやすいよう・・・。
それが、今守るべき“正義”だと思ったから・・・。
「初めまして、的場です。
部屋の中かなり散らかってるので、お願いします。」
そう言ってから、ついているであろう寝癖を少し触った・・・。
こんな姿でも、真理は“好き”だと思ってくれるか不安に思いながら・・・。
この散らかりまくった部屋を見て、それでも“好き”だとカメラを通してでも言ってくれるか不安に思いながら・・・。
でも、会えた・・・。
また、ばったり会えた・・・。
会えたなら・・・
会えたなら、まだ続けられる・・・。
小学生の頃の真理を忘れていて欲しいと思っているのなら、また始めればいいから・・・。
大人になった2人で、今度はちゃんたした恋愛を始めればいいから・・・。
まだ別れ話をされていない・・・。
だから、まだ続けられる・・・。
まだ、続けられる・・・。
まだ戻さない・・・。
まだスマホには戻さない・・・。
そう思いながら、“まり姉”を部屋の中に入れた・・・。
俺の部屋の中に、入れた・・・。
俺が真理を・・・“まり姉”を見詰めたまま止まっていたら、まり姉がそう言ってきた。
11月の“舞踏会”から会えることはなかったまり姉がそう言ってきた・・・。
“初めまして”と、そう言ってきた・・・。
長い前髪の隙間から見える目、その目を驚いたように見開いているまり姉が、そう言ってきて・・・
仕事をするのだと、気付いた・・・。
この反応からしてまり姉も俺が客だと知らなかったようで・・・。
それでも、仕事はしないといけないので・・・。
まり姉が少しでも仕事がしやすいよう、俺も客として接することにする。
“応援させてよ・・・俺にも・・・。
ずっと、誰よりも応援するから・・・。”
キャリアステージOneTwoで派遣登録をし家事代行の仕事をしていると分かった時、俺は真理にそう言った・・・。
だから、応援しようと思う・・・。
別れる直前の彼氏の家に派遣されてしまったまり姉が、少しでも仕事がしやすいよう・・・。
それが、今守るべき“正義”だと思ったから・・・。
「初めまして、的場です。
部屋の中かなり散らかってるので、お願いします。」
そう言ってから、ついているであろう寝癖を少し触った・・・。
こんな姿でも、真理は“好き”だと思ってくれるか不安に思いながら・・・。
この散らかりまくった部屋を見て、それでも“好き”だとカメラを通してでも言ってくれるか不安に思いながら・・・。
でも、会えた・・・。
また、ばったり会えた・・・。
会えたなら・・・
会えたなら、まだ続けられる・・・。
小学生の頃の真理を忘れていて欲しいと思っているのなら、また始めればいいから・・・。
大人になった2人で、今度はちゃんたした恋愛を始めればいいから・・・。
まだ別れ話をされていない・・・。
だから、まだ続けられる・・・。
まだ、続けられる・・・。
まだ戻さない・・・。
まだスマホには戻さない・・・。
そう思いながら、“まり姉”を部屋の中に入れた・・・。
俺の部屋の中に、入れた・・・。
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