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「真理姉、それはない!!!
全然似合わない!!!」



理子がカメラを片手に今日もダメ出しをしてくる。



「これ・・・この色、ダメかな?」



鏡に映る自分の顔を見る。
一見、大丈夫そうにも見えるけど・・・。



「首の色と全然違うから!!
真理姉ブルベサマーだから、やっぱりイエベ春のメイクは無理がある!!」



「そうかな・・・?
これで髪の毛をブルーアッシュじゃなくて明るめブラウンにして、カラコン入れれば・・・。」



「ダメダメ!!全然ダメ!!
自然光の下だと、絶対にもっと似合わない!!
浮く!!!」



「この化粧下地、首にも塗ってみる・・・?」



そう言ってから、首にも顔に塗った化粧下地を塗ってみる。



「あ~・・・少し色変わったね。
それでイエベ春の服着ればイエベ春になるのかな?」



理子が真剣な顔でカメラ越しに私を見ている。



「私も真理姉もブルベサマーだからイエベ春の服持ってないんだけどね!
骨格も2人ともウェーブだし、身長165センチ、体重も体脂肪もほぼ一緒!!
毎日2人とも同じトレーニングしてるからね!!
洋服2人で共有出来るのは良かったよね~!!」



理子がそう言って、視線をカメラから私に移してきた。



「本当の姉妹じゃないのに、名前に同じ漢字入ってるしね!!」



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