お酒の暗闇の中で～元気side～『約束したでしょ？忘れちゃった？』本編の5話と6話の間の物語

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美鼓ちゃんだけではなく美鼓ちゃんのお父さんにまで見透かされている。
そう思うけれど、俺が偉くなったら約束をもう1度していいそうなので・・・。



「その約束したことを忘れないでね・・・。」



小柄なのに程よく膨らんでいる胸、その先を口に含むと美鼓ちゃんは身体を少し捻りながら俺の口から逃れようとし、可愛い声を出していく。



「忘れません・・・っ。」



「なかったことにもしないで。
捨てたりもしないでね。」



「そんなの、しません・・・。」



その言葉に死ぬほどホッとし、美鼓ちゃんの可愛い過ぎる身体に深く溺れていく。



深く深く、溺れていく・・・。



「めちゃくちゃ気持ちい・・・。
痛い？」



吸い寄せられるように全てを入れた後に聞くと、美鼓ちゃんは色っぽく顔を歪めながら俺のことを見詰める。



「少し痛いですけど気持ち良いです・・・。
おまただけじゃなくて、全部が気持ち良いです・・・。」



「俺も・・・俺も全部が気持ち良い・・・。」



そう答えながら泣きそうなり、左手の小指を美鼓ちゃんに差し出した。



「絶対に偉くなるから・・・。
俺が偉くなったら約束をもう1度する約束、しよう。」



美鼓ちゃんは嬉しそうに笑いながら左手の小指を俺の小指に近付け、小指と小指が少し触れ、繋がる瞬間・・・



俺は美鼓ちゃんの唇に唇を重ねた。