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“元気”と的場製菓の新商品は美味しかった。
美鼓ちゃんが言った通り“元気”は凄く飲みやすくて美味しいし、的場製菓の新商品ともよく合っていた。
でも、俺はやっぱり一口飲んだだけで顔が真っ赤になった。
それを椅子に座りながら、ビジネスホテルに備え付けられている俺の目の前にある大きな鏡で確認出来ている。
それでも眠くなったりはしておらず、それにホッとしていたけれど・・・。
ベッドに座り上機嫌で飲んでいた美鼓ちゃんはトロンとした顔をもっとトロンとさせ、遂にはベッドに横になりだした。
「あ~・・・スーツ、シワになる~・・・。」
「スーツは持ってきてないの?」
「それはないですね~、ワイシャツだけです~。」
そう言いながらリクルートスーツのボタンを外そうとしていて、でも何度やっても外れないようで。
結局諦めたのか俺の方を見てきた。
「スーツ、脱がせてくださ~い・・・。」
「・・・いやいや、それはないっしょ!!」
爆笑しながらも鼓動が跳ね上がった。
好きな女の子からのそんな台詞にはこの胸が大きく叩かれたようで。
それくらいの威力で。
慌てて視線を逸らしたけれど、俺の目の前の大きな鏡にはベッドに横になっている美鼓ちゃんが丸見えで・・・。
トロンとした顔のまま俺の方を見ていて、鏡越しでもその可愛すぎる顔から目が離せなくなる。
「元気さん、スーツ脱がせてください・・・。」
.
美鼓ちゃんが言った通り“元気”は凄く飲みやすくて美味しいし、的場製菓の新商品ともよく合っていた。
でも、俺はやっぱり一口飲んだだけで顔が真っ赤になった。
それを椅子に座りながら、ビジネスホテルに備え付けられている俺の目の前にある大きな鏡で確認出来ている。
それでも眠くなったりはしておらず、それにホッとしていたけれど・・・。
ベッドに座り上機嫌で飲んでいた美鼓ちゃんはトロンとした顔をもっとトロンとさせ、遂にはベッドに横になりだした。
「あ~・・・スーツ、シワになる~・・・。」
「スーツは持ってきてないの?」
「それはないですね~、ワイシャツだけです~。」
そう言いながらリクルートスーツのボタンを外そうとしていて、でも何度やっても外れないようで。
結局諦めたのか俺の方を見てきた。
「スーツ、脱がせてくださ~い・・・。」
「・・・いやいや、それはないっしょ!!」
爆笑しながらも鼓動が跳ね上がった。
好きな女の子からのそんな台詞にはこの胸が大きく叩かれたようで。
それくらいの威力で。
慌てて視線を逸らしたけれど、俺の目の前の大きな鏡にはベッドに横になっている美鼓ちゃんが丸見えで・・・。
トロンとした顔のまま俺の方を見ていて、鏡越しでもその可愛すぎる顔から目が離せなくなる。
「元気さん、スーツ脱がせてください・・・。」
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