【完】FUJIメゾン・ビビ～インターフォンを鳴らして～

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8-10

店舗の裏で店長と向き合い座る・・・。
私の隣には、花崎さん・・・。



花崎さんが何か話してくれるのかと思ったけど、そうではなくて・・・。
誰も喋らないまま、数分が経過した。
私はその間ずっと下を向いて座っている・・・。



こんなに下を向いたことは、人生で初めてだった・・・



こんなに自分に自信がなくなったのは、人生で初めてだった・・・



最近の私は、弱い・・・



最近の私の心は、弱い・・・



こんなの、全然私じゃない・・・



そう、何度も思うのに・・・



顔も上げられず、何も言えないまま・・・。











その時・・・












「屋敷さん、この前はごめんなさい。」