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それから、季節は過ぎ・・・6月末。
「悔しい・・・。」
ほんの少しだけ私の物が増えた優男の部屋・・・
寝室のベッドで優男の筋肉質な身体の上に、うつ伏せで寝転がり呟いた。
優男の胸の上に顔を付けながら、心臓の音と呼吸で上下する胸を確認する・・・。
「“王子”って、何者なの!?
・・・知ってるけどさ、本人も色々と言ってるから、知ってるけど!」
「修平はね、そういう男だから。
2番じゃ気に入らない?」
「ただの2番じゃないわ・・・。
私は6ヶ月間の売上げ、“王子”は5ヶ月間で上半期の売上げトップよ!?
そんなこと、有り得ないわよ!!」
「うん、普通じゃないよね。」
「悔しい・・・。
でも、私が悪いのよ・・・。」
「あの店舗?」
「そうね、あの店舗の売上げが上がらないどころか、落ちる一方・・・。」
花崎さんとの面談の時に話した例の店舗・・・
あの店舗だけが、担当する店舗の中どうしても上がらない・・・維持も出来ない・・・。
「悔しい・・・。」
ほんの少しだけ私の物が増えた優男の部屋・・・
寝室のベッドで優男の筋肉質な身体の上に、うつ伏せで寝転がり呟いた。
優男の胸の上に顔を付けながら、心臓の音と呼吸で上下する胸を確認する・・・。
「“王子”って、何者なの!?
・・・知ってるけどさ、本人も色々と言ってるから、知ってるけど!」
「修平はね、そういう男だから。
2番じゃ気に入らない?」
「ただの2番じゃないわ・・・。
私は6ヶ月間の売上げ、“王子”は5ヶ月間で上半期の売上げトップよ!?
そんなこと、有り得ないわよ!!」
「うん、普通じゃないよね。」
「悔しい・・・。
でも、私が悪いのよ・・・。」
「あの店舗?」
「そうね、あの店舗の売上げが上がらないどころか、落ちる一方・・・。」
花崎さんとの面談の時に話した例の店舗・・・
あの店舗だけが、担当する店舗の中どうしても上がらない・・・維持も出来ない・・・。
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