【完】FUJIメゾン・ビビ～インターフォンを鳴らして～

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7-22

お正月休み明けの仕事初め




“爽やかイケメン”と、社内の女の子達が急に“女の子モード”全開になった・・・。
この騒ぎの中心にいる人物が、優男の大学からの友達らしい。



爽やかでイケメンなだけじゃなく、ちゃんと1本筋が通ってそうな男で、確かに悪くなかった。



「屋敷ののかさんですね、よろしくお願いします。」



私の隣のデスクに座る前に、この爽やかイケメン・・・藤澤さんが挨拶をしてきた。
私の嫌いな名前をフルネームで呼ばれても、嫌な気持ちにならなかった。
流石、花崎さんが面接をして選んだ人・・・。



でも・・・
優男に名前を呼ばれた時の方が嬉しかったな・・・と、セクハラ部長から助けてくれた時のことを思い出す。



そして、思い出した！！！



「セクハラ部長！！！！
よくも忘年会で、私のお尻触ろうとしたわね！？
こっちに来なさいよ！！！！」



優男の友達の藤澤さんが驚いていたけど、そんなことには構わずセクハラ部長に説教をした。