【完】FUJIメゾン・ビビ～インターフォンを鳴らして～

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驚き、見上げると・・・





優男が・・・。







私に見せるのとも違う、完璧な営業スマイルをセクハラ部長に見せている。






「部長さんでしょうか？」



「・・・ああ、そうだが。」



「いつも、ののかがお世話になっております。
部長さんのお話は伺っておりますよ。」



「僕の・・・？別に、僕は何も・・・」





思う所があるのか、勝手に焦っているセクハラ部長・・・





「はい。とても良くしてくださっているようで、ありがとうございます。
入社したばかりですから、色々と不安な所もあるようですし、感謝しております。」



「そ・・・！そうか？それは、よかった。
君は、屋敷さんの・・・？」



「僕は・・・忍者、でしたっけ？」





と、優男が笑いを堪えた顔で私を見下ろしてきて・・・





「部長、こちらは私専用の忍者です。
紹介することが出来て良かったわ。
年末年始はお気を付けてくださいね？
抹殺に伺うかもしれませんので。」