【完】FUJIメゾン・ビビ~インターフォンを鳴らして~

Bu-cha

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「忘年会で・・・?」



「大丈夫よ、うちの会社は男の人少ないんだから。」



「でも、少しはいるでしょ?」



「少しね、だから大丈夫よ。」



それでも怒っている優男の顔を鏡越しに見て、私はまた笑う。



そして、優男に向き合い・・・



優男の肩に両手を回した・・・



「特別に、このドレスのまま・・・させてあげてもいいわよ?」



瞳を揺らす優男を見て、最高潮に気分が良くなる。



「あ、でも・・・もう12時過ぎてるし、アナタ疲れてるみたいだし・・・。」



「いや、大丈夫。」



「そう?でも、よく考えたら・・・ドレス汚れちゃうかも・・・。」



「気を付けるから。」



そう言いながら、私の手を引いて寝室に向かう優男に、私はまた笑ってしまう。



だって、随分と人間っぽくなったから。
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