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優男は、楽しそうな顔で海を眺めていて・・・



「その社長さんと、知り合いなの?」



「うん、知り合い。
僕に、あの1部屋を貸してくれてる。」



「・・・仕事で?」



「違うよ。あの人は・・・あの人だけは、僕に仕事の話なんてしない。
僕の・・・友達、かな。」




優男が海を眺めながら何も話さなくなったので、私はまたこの人の身体にもたれ掛かり、2人でしばらく海を眺めていた・・・。
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